私達はエストニアを離れるにあたって、最後に独立運動「人間の鎖」の起源となったタリン旧市街郊外にある「歌の原」の会場を訪れました。

5年に一度歌と踊りの祭典が開かれる、独立の歴史が刻まれた野外会場です。今年6月にも開催されました。
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歌の力で自由と独立を勝ち取った、歌の祭典のパネルが展示されています。
19世紀後半から続けられ、無形遺産としても登録されています。
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その歌の祭典に約10万人が集うという、広い会場を見渡しました。
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歌の原の会場には人物像が。ガイドブックによると「エルネサクス」という作曲家で、歌う革命に大きな役割を果たしたそうです。
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野外劇場の舞台をじっと見つめていました。
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独立運動の足跡を少したどります。
リトアニアの首都ビリニュス旧市街にある大聖堂です。
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その大聖堂の鐘塔のそばに、ビリニュス市長さんの足跡がありました。
1989年にはビリニュスとラトビアの首都リガを結ぶ約650kmの「人間の鎖」のデモが、ここからスタ-トしたそうです。
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バルト3国の各地には旧ソ連が解体され、1991年に悲願の独立を果たすまで苦難の歴史の中で、独立の歩みを留める足跡が多く残されていました。
鮮烈な印象が残ったリトアニア・シャウレイの十字架の丘をはじめ、いくつか現地を訪問することができました。
このあとタリン港からフェリ-で、ヘルシンキへ向かいました。