第二次世界大戦で、日本経由で第三国へ渡航できるビザを発行して、多くのユダヤ人の命を救った外交官・杉原千畝(ちうね)氏の記念館を訪れました。

リトアニア・カウナスの高級住宅街の一角に、旧日本領事館があります。
玄関先には、桜の樹が植えられていました。

歴史の舞台に「希望の門・命のビザ」と、表記されていました。

外壁の修復工事が行われていました。

朝日新聞によると日本全国からも、塗装のボランティア集団「塗魂ペインタ-ズ」も大活躍したそうです。NHKニュ-スでも放映されました。

記念館に入るとすぐに、当時を偲ばせる約15分のビデオが上映されました。


カウナスの外交官・杉原さんの執務室です。

当時のままの、机の上をズ-ムアップ

6000人余りの命を救ったという、ビザの実物が展示されていました。

執務室の展示品です。

同上

同上

「命のビザ」の拡大版も

感謝の手紙や杉原氏の家族の写真など、ゆかりの品々が展示されています。

売店では、日本語を巧みに話すスタッフが対応してくれました。

このように、リトアニアでは旧日本領事館の歴史の舞台に立つことが出来ました。ちょうど1年前の10月は、ポ-ランド・クラクフのアウシュヴィッツ強制収容所を見学しました。
歴史の「負の遺産」の博物館を続けて訪れて、とても感慨深くなりました。