昨日午後、大牟田市三池カルタ・歴史資料館で開催された「筑後地域の中近世城館」という講演会を聞いてきました。
大牟田市の三池山城など古城跡について、面白いお話で見聞が広がりました。

カルタ館HPの講座案内です。先週の台風18号で延期になっていました。
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会場の様子です。
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講師は小郡市にある九州歴史資料館の学芸員の方でした。5か年に及ぶ福岡県内の中近世の古城館調査がまとまったそうです。報告書も外販されています。
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筑後地方に中近世の古城跡が、300近くもあるそうです。
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大牟田市内でも内山城、大間城、三池山城がありました。
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三池氏の居城・大間城と山城の三池山城について、解説がありました。
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まずは、配布資料から三池山城の様相です。南筑後で最も大きい山城とか。
366mの峰に築かれた山城、別名は舞鶴城、今山岳城、今山城。
堀切、池、横堀、くるわ跡も残されているそうです。
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次は「城郭放浪記」というブログから、記事を引用させていただきました。
「主郭は三池宮のある境内で北下には三池の由来となった三つの池があり、現在も水を蓄えている。主郭の南東から東へ伸びた尾根に城内で最も大きな曲輪があり、南に土塁を残している。三池山へと続く南尾根には二条の堀切、東尾根には二重堀切とその外側に大きな堀切、一方主郭から北へ続く尾根は鳥居の下に堀切を設けている。ここの城の特徴として一番下部の側面に畝状竪堀群があることで、主郭北端の堀切から東へ回り込んだ所と、東へ伸びた曲輪の側面に見ることができる。」

次回は、三池氏の日常的な本拠の大間城と内山城について、ご紹介します。