戦国時代に初代の朝倉孝景(たかかげ)が築いた一乗谷(いちじょうだに)城は、福井市街から約10kmの近さです。
見どころは、昨日拙ブログでご紹介した復元された城下町の町屋郡と、今日の朝倉氏館跡と館跡庭園です。
現地ガイドの解説を聴きながら、赤い線のル-トを歩きました。
個人的に来れば山道を登って、一乗城山山頂にある城跡まで行けそうです。

山あいにある城下町の全景の絵図が、ガイダンス棟に展示されていました、
これは絵葉書に入っていなかったので、撮ってきました。
赤く囲ったのが、朝倉館跡です。

中央の奥に見えてきたのが、朝倉氏遺跡のシンボルの「唐門」です。

この「唐門」は5代朝倉義景の菩提寺の門で、豊臣秀吉が寄進したそうです。

唐門に入ると、朝倉義景の館跡です。

約80m四方の館跡には、居館など16棟の建物跡が確認されているそうです。日本最古の花壇もあるそうです。

朝倉義景館全体図の石碑も立っていました。

さらに上がっていくと、もう少し全景が見えました。
唐門は、木蔭に隠れていました。

眼下には、石造りの朝倉義景の墓が見えました。

荒々しい「湯殿跡庭園」、この一乗谷で最も古いと言われる庭園跡です。

この湯殿跡庭園は、特別名勝に選ばれています。

朝倉義景のお母さんの屋敷跡、「中の御殿跡」です。

そのお隣に京都の趣のある「諏訪館跡庭園」があり、水が流れていました。
秋の紅葉の頃も美しそうです。ここも特別名勝に指定されています。

最後は「上城戸跡」を見渡して。ここが城下町の出入り口があった場所です。私達の観光バスの駐車場も見えました。

今回の北陸5名城のスタ-トは、永年の発掘調査をもとに復元された一乗谷城下町でした。昨年6月に荒島岳登山の折り、ここ一乗谷まで足を延ばせなかったのが、今回実現できました。
現地ガイドの巧みなお話で、戦国時代のロマンを堪能することが出来ました。