昨日、新大牟田市史「年表と写真で見る大牟田市の100年」を購入した際に「訪ねてみませんか!大牟田市の文学碑」という小冊子を入手しました。
その表紙です。発行所は大牟田近代文芸家顕彰会です。
新大牟田市史と同じく、発行日は3月1日でした。

市内にある17か所のうち、私が着目したのは諏訪公園にある「五足の靴」文学碑でした。明治40年、与謝野鉄幹、北原白秋らの歌人たち5人ずれが九州北部を旅行しました。熊本・阿蘇の帰りに三池炭鉱にも立ち寄り、万田坑を見学したことを初めて知りました。

唐津、平戸、長崎、島原、天草を経て旅の終わりに、明治40年8月17日に三池に立ち寄っています。

この5人の紀行文は、かねてから興味があって私の書棚に次の2冊がありました。最初は国書刊行会の「五足の靴と熊本・天草」(1983年)です。

次に長崎文献社の西海の南蛮文化探訪「五足の靴」(2006年)です。
長崎と島原の5人の足跡を追っています。

5人の歌人たちの旅先には、九州で13か所の文学碑が建てられているそうです。一つでも多く訪れてみたいものです。