昨日は昨年10月下旬、ポ-ランド旅行で買ってきた写真集を紹介しました。その他に、キュリ-夫人に関する貴重な写真集も渉猟できました。
ワルシャワ大学正門の向かいにある、比較的大きな書店に入りました。

ポ-ランドゆかりの人物を並べた整然とした書棚で、赤く囲った一冊が目に留まりました。

「マリ-キュリ-夫人のフォトグラフティ-」です。
キュリ-夫人はワルシャワ生まれで、ノ-ベル物理学賞と化学賞を受賞した人です。
この表紙は1913年(46歳)ノ-ベル化学賞を受賞した頃の写真です。

この本はキュリ-夫人の生涯(1867~1934)を、残された多くの写真で追悼した書籍です。
圧巻は左上の4歳から、右下の66歳で亡くなる年まで24枚の顔写真です。赤く囲ったのが表紙の写真です。

これは白水社の「キュリ-夫人伝」新装版です。
夫人の次女、エ-ブ・キュリ-著で亡くなってからすぐ、1938年に出版されています。私達は学生の頃、国語の授業で白水社の旧版で学びました。

国語の授業は、棚町知弥(たなまちともや)先生。ネットから引用しました

国語の授業は主に岩波文庫が教科書で、先生の熱っぽい、少しかん高い声が耳に残るとてもユニ-クな授業でした。国語の試験はなく、中間と期末に課題の読書感想ノ-トが評価され、点数を付けられました。
「キュリ-夫人伝」は入学してすぐ、最初の教科書でした。
棚町先生は国文学研究資料館名誉教授を最後に、2010年7月20日に亡くなられています。多くの読書好き、本好きを育てられました。