昨日午後は、荒尾市総合文化センタ-で荒尾市史講演会が開催されました。
郷土の童謡詩人・海達公子(かいたつきみこ)さんについての講演でした。
講演会のポスタ-です。

講演会の様子です。会議室はほぼ満席でした。

講師は地元ではおなじみの郷土史家、鵜飼隆明(うかいたかあき)氏です。私の書棚にも、岩波新書「西郷隆盛~西南戦争への道」の著書があります。

昨年はこの詩人の生誕100年の記念行事として、シンポジウムも開催されました。左は雑誌「赤い鳥」に掲載された、短い「夕日」の詩です。

配布されたテキストの一部です。
大正5年から昭和8年までを生きて、16歳余りで病気で亡くなった詩人の荒尾で暮らした短い人生を振り返って、その時代背景と童話文学界の様子を熱っぽく語られました。約5千の詩や短歌を残しています。

講師が強調されたのは、私達が知っている有名な童謡は、大抵が曲が付いて音楽と共に広がっていることです。その作詞、作曲の一例を示されました。

海達公子さんの詩は観察したことを、そのまま表現して詩にしています。
鵜飼先生も、海達公子の詩「ばら」「ひばり」「しょうぶ」について作曲されたそうです。その譜面です。

その講演の最後に、その3曲を口ずさんでおられました。

荒尾市の観光大使の歌手・関島さんにも、ぜひ歌ってもらいたいものです。