先月、熊本県立大学が主催した国際関係シンポジウムを傍聴してきました。
冒頭、県立大学学長、熊日新聞社長、樺島県知事が挨拶されました。日本人として初めてソビエトを訪問したのは、熊本の徳富蘆花だったそうです。
テ-マは「アジア太平洋の中の日本外交」、当初は福田元総理が講演の予定でしたが、三笠宮殿下のお葬式のためキャンセルされて残念でした。
冒頭、福田元総理のメッセ-ジが、主催者から報告されました。

替わって登壇されたのが、元駐中国大使の宮本雄二氏。約30分講演。
・グロ-バル経済化の発展に乗れた国、負けた国の格差が中東問題を引き起
こしていること。
・世界は今、経済が力の源泉。日本は危機感が足りないと警告されました。
・中国は経済の質の向上が大事で、今はそれが課題と。

シンポジウムのコ-ディネ-タ-は、熊本地震の復興会議の議長もつとめられた五百旗頭(いおきべ)さんでした。

前JICA理事長による、日本の政府開発援助(ODA)実績の紹介などがありました。現在も年間600件ほどのODA案件が進捗中とか。

同上

翌日の熊本日日新聞に掲載された記事です。

国際政治学者のお話は奥行きが深いものです。特にバネリストの細谷雄一氏の語り口は言葉の花火というか、とても雄弁でした。独自の視点にも大変刺激を受けました。後日熊日新聞に、詳報が掲載されるそうで楽しみです。