「きれい、かっこいい、おいしそう、かわいい、うれしい」写真をどう撮るかについて解説された本を、図書館から借りてきて読みました。
「上手に撮るのではなく、心が動く瞬間をそのまま撮る。自分が何を表現したいかをよく考える(コンセプトを持って写真を撮る)」など、多くの示唆に富んだ本でした。
技術評論社から出版された、スポ-ツのプロカメラマンの方の本です。

著者が解説のために、掲載されている写真の一部です。
心が温まるような、いろいろなことを語りかけてくる写真です。

この本のエッセンスの一部です。
・”偶然を受け入れる準備”が奇跡の瞬間を呼び寄せる。事前の準備が写真の
出来栄えの9割を左右する。撮影までの想像と準備が勝敗を分ける。「ど
んな瞬間を撮りたいか、それはいつ訪れるのか」を予測しておくこと。
・被写体の持つ力(時間や空気)を感じて、それを引き出せるか。被写体が
・被写体の持つ力(時間や空気)を感じて、それを引き出せるか。被写体が
醸し出す。奥深い懐の中へ溶け込んでいく。
・なぜ、こう撮るかを言葉にしよう。頭の中で整理できていると、相手に対
してより伝わりやすい。伝えたいこと、その写真の良い所を言葉にする。
・写真が上達する近道は「良い作品に囲まれ、それを模倣すること。そして
同時に自分とのコミュニケ-ションが写真に反映され、向き合う。その二
つが重なることになり「個性」が生まれる。
こんな写真を撮れたら素晴らしいと思っています。もちろん岩合さんです。

今秋の公民館の文化祭に展示されたサ-クルの写真です。赤が私の写真です。

今回読んだ本は、多くの示唆を与えてくれました。
写真でなけれは感じることのできない世界を見たときに、人は大きな興奮と驚きを覚える..それが写真を面白くすると著者は結んでいます。