今回のポ-ランド観光の目的の一つは、以前の旅行の添乗員から一生に一度は見ておくべきと奨められた、アウシュヴィッツ強制収容所の見学でした。
百数十万人の命を奪った、ナチスドイツの収容所が国立博物館として公開されています。
今回のポ-ランドの旅全体で撮った約750枚のうち、気が付いたら強制収容所では約100枚も撮っていました。10月22日に撮ったものです。

博物館入り口です、たくさんの観光バスが駐車していました。夏はあまりの見学客の多さに、展示室に入れなかったこともあったそうです。
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赤い周辺がアウシュビッツ、約3km離れた黄色の部分はビルケナウ収容所です。見学はバスで移動しました。
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空港と同じく持ち込み荷物とボデイチェックを受けて、いよいよ見学開始。
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有名な収容所正門です。大半の人はここから生きて帰れなかったそうです。
「ARBITE MACHT FREI(働けば自由になる)」の標識がありました。
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建物も当時のまま残っていました。当時の収容所の正門をくぐる収容者たちと迎える演奏者たちの絵です。思わず緊張感が走りました。
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収容所正門をくぐった観光客たち、当時もこんな光景だったのでしょうか。
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収容所の周りは高圧電流が流れ、有刺鉄線の高さ4mの二重の柵があり、逃亡を防いでいました。
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レンガ造りの収容所は28棟あり、多くは内部は博物館になっています。
展示品は、明日のブログでご紹介します。
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収容所内は、どこを歩いても有刺鉄線が目立ちました。
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最後にガス室と焼却場の見学です。2枚のスライドショ-です。
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ガス室の内部です。2枚のスライドショ-です。
天井の穴からチクロンが噴射され、約20分で亡くなったそうです。
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ガス室のすぐ隣に、一日に350人を焼却したという焼却炉がありました。2台の炉が残っていました。
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ドイツ人が直接作業することはなく、収容した人に命令するばかりでした。
食事に差をつけていたので、収容所の作業で人気があったのは演奏者、遺体処理、トイレ掃除だったとは驚きです。
このあと、アウシュビッツ収容所見学を3回に分けてご紹介します。
・アウシッビッツ博物館の展示品、自然と涙が流れてきました。
・もうひとつの収容所、白い巨塔のドラマの映像のビルケナウ収容所へ。
・アウシュビッツで買った本、日本語版のガイドブック
少し、お付き合いいただければ幸いです。