約5時間半のバス旅で、クラクフの街に近いヴェリチカという岩塩採掘場の博物館に到着です。街の名の由来は「大いなる塩(ヴィエルカ・ソル)」。
地下135mまで自分の足で地下に潜っていく、約90分の観光です。
採掘風景や塩の彫刻を展示する博物館に、多くの観光客が訪れていました。

世界遺産登録のモニュメントが、目につきました。
1978年、世界で最初にユネスコ世界遺産に登録された場所の一つです。

私達の見学コ-スは現地ガイドの案内で、中央のツ-リストコ-スです。

下りは地下64mまで380段の階段を下り、それから見学コ-スを徐々に深く、右下の教会まで135mまで下って行きます。
上りは吊り篭の風通しの良いエレベ-タです。ゴ-という騒音もあり、結構恐怖感があり、作業員の今日も生きて帰れたという共感が湧いてきます。

岩塩採掘場の坑道です。同時に多くの観光客が入りますが、見学中に落盤事故があったら大惨事です。

採掘風景です

馬も使った採掘作業風景です。

木製の巻き上げ機に馬を使って

伝説の一場面の塩の彫刻が、ライトアップされていました
ハンガリ-のキンガ姫が婚約指輪を投げ入れた泉から、岩塩層と指輪が発見された場面です。

あちらこちらに、岩塩の彫刻がありました。


濃い塩水の貯まり場です。

最深部にある、岩塩で作られた「聖キンガ礼拝堂」の全景です。現在は演奏会など、多くのイベントが開かれているそうです。

聖キンガ大聖堂の内部です(購入したガイドブックから)。岩塩で作られた「最後の晩餐」などのレリ-フがありました。安全を祈った場所です。

上りエレベ-タの近くには、お土産売り場もありました。

さまざまな塩のお土産品です。ツア-客で5kgも買った人がおられました。

13世紀中頃から1990年代まで約700年間稼働、ポ-ランドの財源に貢献したようです。
修復された坑内見学を、少し危ないなと思いながら長い距離を歩きました。
見学後はクラクフの街へ移動、旧市街のレストランで夕食でした。