昨年1月、91歳で亡くなった元炭鉱員の写真展が先週まで地元のショッピングセンタ-で開催されました。土曜日の三番方(夜勤)に坑道に入って、永年三池炭鉱を撮り続けた人です。
亡くなられてから、約280点の作品と約6000コマのデジタルア-カイブ化が計画されているそうです。
①その高木尚雄さんの写真展のポスタ-です。

②会場風景です。仲間たち、中村さんというタイトルが付いていました。

③スコップやカンテラなど、炭鉱で使われた作業用具の現物も展示されて、とてもリアルでした。

④「地底(じぞこ)の声」など、三池炭鉱写真集も3冊出版されています。

⑤私が写真展示で最も関心を持った一枚です。「繰り込み場」、これから入坑前の作業指示と安全確認の風景です(上記の写真集からスキャン)。
危険な職場に向かう前の緊張感が、漂ってくる写真です。

⑥坑内で水を飲む採炭夫

三池炭鉱の閉山は平成9年と、まだ記憶が新しいので会場を訪れた感想も生々しく紹介されていました。
写真集から、展示作品をもう少しご紹介します。