元三菱商事取締役、58歳で大学教授に転身した方が海竜社から出版された「人生は65歳からがおもしろい」という本を図書館から借りて読みました。活字が大きい本で、77歳の時に書かれています。
私も黄金の60代の折り返し点を迎えて、とても示唆に富んだ本でした。

著者の社会人になってからの略年表です。自分史を整理するサンブルです。

少し長くなりますが、この本のアンソロジ-です。
・健康優良児ならぬ健康優良爺(じじい)へ。ウォ-キングの勧め。
・明るく、賢く、マイウェイ、マイスタイルで。
・反省すれど後悔せず!未来志向で人生を精一杯生きる。過去のことを悔や
むな。
・感動こそが報酬という、ガッツ溢れた自律的な活動が出来れば最高!
・シニアからの夫婦の形は二人三脚型から、パ-トナ-シップ型へ。
いたずらに干渉するよりは相手の立場に理解を示し、そっとしておく配慮
が互いに必要。パ-トナ-シップという以上、互いに自由・独立・対等の
精神が基本。
・シニアは人生の後輩たちに負けない3つの武器、知恵と洞察力とリスクマ
ネジメント術を持っている。これらの知的要素をどうすれば再活性化でき
るかを考えよう。
・シニアの人間関係は「君子の交わりは淡きこと水の如し」を基本として、
互いに相手を認め合った楽しい、ウィン・ウィンの雰囲気作りが出来れば
十分だろう。
・ころばない、ぶつからない、すべらないの「3ない」を。65歳からは3
分の2が健康防御。ころばないなど専守防衛を。
・自然年齢の65歳は世間的に通用させる自分年齢55歳の気概で(75歳
になったら65歳とか自分で決めて)。気力、体力、理解力、知力、実行
力、集中力など自分なりに努力を重ねよう。
・書物は心の糧。読書はそれを自分の中に摂取し、教養の源泉として自分の
ものに。
65歳は人生の節目です。
「会社の現役であった頃より忙しくなるはずだ。引退後は自分のやりたいことに、この世のすべての時間を注ぎ込むのだから」と結んでいます。