毎朝楽しみにしている連続ドラマ小説「あさが来た」のストリ-がこれからどうなるかと、原作本を読みました。
あとがきにもありましたが、日本女性人名辞書という本から広岡浅子の14行の記事から、子孫などへの取材を続けて女性実業家の生涯をまとめ上げた吉川智映子さんに敬意を表したいと思います。

小説「土佐堀川」潮出版社の表紙です。
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この本の抜き書きです。
○自分で出遭うた悲しみ、苦しみをこやしにして、どこまで這い上がれる
 か、勝負や。忍耐強う努力を積めば、必ず道は開ける。
●そないに自分をいじめるもんやおへん。人間一生の間に浮き沈みはつきも
 のどす。心を明るう持ってな、七転び八起きていうやないの。いや、うち 
 は九転び十起きと思うとる。
○亀子、加賀屋の山は事故に遭うてもた。七転び八起きという言葉があるけ
 どお母さんはな、九転び十起きやと思うて負けまへんで。
<夫の広岡信五郎の激励>
●御尞はん、負けたことのない人生て面白うないのやないか。勝ってばかり
 いたら、人の心が分からんようになる。神様がくれた試練やと思うて、今
 は我慢せなあかん。
<五代友厚の激励>
○へこたれたらあかんで。自分から始めたことやないか。頑固にやりとおす
 ことしかない。仕事は命懸けや。死んでも仕事は残る、そういう仕事をせ 
 なあかん。御尞はん、気張りや。
●勝たなあかんで。負けは人生は惨めや。負けたらあかん、他人やない自分
 にや。
<渋沢栄一の激励>
○これからは自分が大きゅうなろう思うて努めやす。自分の幅広げた分だけ
 商いも大きゅうなりますのや。

原作と脚本は少し違いますが、広岡浅子のたくましい生き方は現代社会へも大きな力を与えてくれそうです。