注文していた企画展示の図録が届きました。一冊は千葉県にある国立歴史民俗博物館が所有する、重要文化財3000点から選りすぐったという「大久保利通とその時代」展の図録です。12月6日まで開催されています。

もう一冊は「ワ-グマンが見た海-洋の東西を結んだ画家」という平成23年に、神奈川県立歴史博物館で開催された特別展図録です。

チャ-ルズ・ワ-グマンは、幕末に来日した報道画家です。


①図録の表紙です。「大久保利通資料に関するあれこれ」という学芸員による講演会も昨日開催されたようです。近ければ駆け付けたい思いでしたが。
下の写真は明治10年に東京上野で開催された第一回内国勧業博覧会の関係者の集合写真です。明治時代を創ったという男たちの気概が溢れています。
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②この図録は写真や日記、書簡などの資料満載でとてもお勧めです。
その中から有名な「岩倉使節団の全権大使・副使たち」です。右端は大久保利通です。イメージ 2

③来日150周年記念「ワ-グマンが見た海」の図録の表紙です。
写真もまだ多くは撮られていない時代に、幕末の様子を伝えています。
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④オ-ルコックの「大君の都」(岩波文庫)の挿絵です。上から呉服屋、小田にて、長崎近郊の村にてというコメントが付いています。
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この本もとても貴重です。川崎在住の頃、展示会を見に行きましたが開催の途中で図録が売り切れてしまい、長く探していました。
このたび日本の古本屋のサイトで、やっと購入できました。
・特別展「没後100年記念 チャ-ルズ・ワ-グマン」1990年
・重富昭夫「ワ-グマンとその肖像」ほるぷ出版1987年
も書棚にありました。