昨日午後荒尾市総合文化センタ-で、余田末人(よでんすえと)と宮崎民蔵という、二人の自由民権活動家の生き様を追った講演会が開催されました。
講師は荒尾市史編さん委員長も務められた、大阪大学名誉教授の鵜飼隆明氏です。
「新肥後講座・明治の熊本」を読んだ直後で、明治3年の熊本藩政改革や横井小楠など重複するお話も多く、私にとってタイムリ-な講演会でした。
①講演会のポスタ-です。

②③約50名の方が熱心に聴講されていました。2枚の会場の様子です。

熊本の歴史に約40年携わってきたという講師のお話は、脱線すればするほど奥が深く、荒尾の郷土の歴史をまた掘り下げることができました。
「余田末人の回顧録」を出版され、今も資料蒐集に力を注がれています。
内務省調べの「宮崎民蔵身上書」をもとに、宮崎民蔵が歩んだ道を紹介されました。民蔵の思想が孫文の三民主義の中に受け継がれているというお話で締めくくられました。
宮崎兄弟資料館で「宮崎世民展」が11月3日から始まります。
新たに発見された資料をもとに、父民蔵から受け継がれた日中友好への取り組みなどが紹介されるそうです。