先日の全国藩校サミット福岡大会において、古典中国文学者の石川忠久氏の記念講演を聴講してきました。
83歳になられて、吟詠こそありませんでしたが漢詩の魅力を日本語・現代中国語で朗読されました。かってNHK番組の漢詩シリ-ズで、魅了されたそのままの講演でした。
①講演風景です。この藩校サミットの提唱者だそうです。

②③クロ-ズアップして、2枚のスライドショ-です。

④会場で配布された2枚のテキストです(右下に拡大ボタンあり)
藩校の修猷館で学び藩校を再興した金子賢太郎が、13歳から89歳まで詠んだ、8編の漢詩を紹介されました。
明治憲法の起草や日露戦争の講和に活躍された方です。

⑤金子賢太郎が生涯で詠んだ漢詩を、日本の歴史上の世相の流れと合わせて読み解かれました。

⑥書棚にあった石川忠久氏の本です。

最近は漢詩を作る人が増えてきているそうです。漢詩の手ほどきができるのは今では私くらいとおっしゃっていましたが、その通りだと思います。
ウォ-キングの時に今でも時折、上段の「NHK漢詩を読む」のカセットテ-プを聞きながら歩いています。
年齢は重ねても、声の調子は衰えていない石川節を堪能した1時間でした。