江戸時代に260余の諸侯が藩士の子弟教育のために競って作った、藩校の全国大会が10月3日(土)の午後、ホテルニュ-オ-タニ博多で開催されました。会場は大勢の関係者の厳かな雰囲気が漂っていました。
熊本藩・時習館は平成20年に主催されたそうです。今年は福岡藩・修猷館、来年は香川県・丸亀藩の開催です。
①受け付けで配布された、80ペ-ジもある立派な大会記念誌です。

②福岡黒田藩第16代当主のご挨拶、福岡県知事や福岡市副市長の祝辞がありました。

③マスコミ関係者も多く、帰宅したら夜のニュ-スで放映されていました。

④翌日の産経新聞の記事です(右下に拡大ボタンあり)

⑤旧藩当主の方々が徳川宗家、仙台藩、米沢藩...など、次々と紹介されました。32人が一堂に会されて圧巻で、歴史のロマンを湧き立ててくれます。

江戸時代、福岡には筑前国の福岡藩(黒田家)、豊前国の小倉藩(細川家・小笠原家)、筑後国の久留米藩(有馬家)、柳川藩(立花家)の4つの藩に藩校が設立されていたそうです。
藩校教育の伝統精神は、より大局観の立場から現代社会が抱える課題にヒントをもたらしてくれるのでしょうか。またこれだけの藩校教育から無名の歴史上のヒ-ロ-は、もっと存在してるはずです。歴史家・歴史小説家たちの発掘が待たれます。
今回参加された秋月黒田藩も秋月郷土館を足掛かりにして、城下町の雰囲気を味わってみたいものです。