北欧の旅から帰ってきて、早いもので一月が過ぎました。
真夏の暑さの間は外に出たくないので、もっぱら本を読んでいました。
(1)池井戸潤「民王」文春文庫
遠藤賢一が演ずる総理大臣と息子が入れ替わった、金曜日夜遅いTVドラマを録画して欠かさず観ています。けっこう面白い本です。
(2)樽見博「三度のメシより古本!」平凡社文庫、少し前「古本通」を読みました。古書業界の本は興味が尽きません。

(3)堀田力「壁を破って進め・私記ロッキ-ド事件」上・下(講談社)
「この大きな事件で人の心の壁を破るのは、やはり検事としての心なのだ」という、とても破れそうになかった壁を一つずつ破りながら、真実に迫っていく実体験はとても迫力がありました。

(4)和田竜「村上海賊の娘」上・下(新潮社)
本屋大賞の本は昨夏も「海賊と呼ばれた男」(百田尚樹)を読みましたが、今回も面白くて約1000ペ-ジを一気に読みました。「のぼうの城」のようにいつ映画化されるのでしょうか。

描かれる木津川合戦のダイナミクスさ、そして多彩な登場人物の木津川合戦その後の動向、人生模様は面白いものです。それぞれが、信念の思うさまに生きています。

ブログの開設は昨年6月19日ですが、初投稿は昨年8月20日付けの「南アルプス縦走」です。まもなく2年目に入りますが、つたないブログをご覧いただき感謝申し上げます。