いよいよ利尻山登山です。夜は雨が降っていました。
朝3:50起床、旅館のおにぎり弁当を持って、4:50に運転手さんからは「今日は最悪ですね」と言われながら、旅館の送迎バスで出発しました。
現地山岳ガイドを含めて13名の山行です。
6月26日に撮ったものです。
①利尻山(1721m)の鴛泊(おしどまり)コ-スは標高差1500mを約6時間で登り、また1500mを約4時間で下ってくる健脚コ-スです。休憩を含めて11時間のコ-スタイムです。

②登山口の利尻北麓野営場でトイレ休憩、準備体操して5:15出発です。
朝から降っていた雨はやみましたが、半数の人が雨合羽をつけています。

③3合目は日本の名水百選の甘露水(標高270m)、唯一の水場です。

④7:10 6合目(標高760m)の第一見晴らし台です。

⑤ゆるやかな登りです。雪渓が少し残っていました。6月だというのにアイゼンは不要です。奥に長官山が見えます。6合目付近から撮りました。

⑥8:50 8合目の長官山(1218m)です。利尻山山頂はガスの中。

⑦ガスが切れることを願って利尻山山頂をクロ-ズアップ

⑧赤い屋根の避難小屋が見えてきました。

⑨9:05 その避難小屋に到着です。

⑩9:50 9合目(1410m)のトイレブ-ス⑪携帯トイレ(400円で事前購入)を使って、北麓野営場の回収ボックスまで持ち帰ります。


⑫山頂まで滑りやすい急な登りです。しかし滑らないよう足場が良く補強されていました。少し晴れ間が見えてきて心が躍りました。

⑬右からの沓形登山コ-スとの合流地点です。少しずつ晴れ間が広がって。

⑭溶岩が崩れ落ちて滑りやすい登山道をよじ登っていきます。ここは雨が降っていたら、本当に大変な所です。

⑮疲れもピ-クですが、利尻山山頂の祠までもう一息です。右の奇岩はロ-ソク岩と呼ばれています。

⑯11:02 利尻山北峰(1719m)到着した山頂です。上りは6時間を少し切りました。南峰(1721m通行禁止)とロ-ソク岩の間をガスがたなびいていて山水画の世界でした。山頂にいた30分間だけ晴れました。

⑰もう一枚撮って額縁に入れました。

⑱11:30下山開始しました。下っていると沓形岬の方向の海岸線がかすかに見えていました。

⑲夕食もホタテの陶板焼き、ウニの炊き込みご飯、お刺身も新鮮でした。無事の登山を祝いました。

すべらないようにゆっくりと下り、今朝の利尻北麓野営場には16:15頃に着きました。北や南のアルプスでは1500m登ると通常は山小屋に宿泊しますが、標高差1500mの往復を、日帰りではめったに経験しません。
天候の良い日のコ-スタイムとおりの時間で、無事に登山できました。
私にとって、日本百名山80番目の山旅でした。
次は利尻山山頂付近で撮った高山植物を紹介します。