昨日の午後、この夏世界文化遺産を目指す三池炭鉱万田坑のシンポジウムが、市の総合文化センタ-で開催されたので聴講してきました。
パネリストが現在の活動状況を紹介して、世界遺産登録後の課題などが話し合われました。

①会場で配布されたリ-フレットです
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②万田坑の保存活用計画の中心者(九州大学の先生)と4人のパネリスト達
パネリストの先生も退職後、万田坑のボランティアガイドと地域の活性化の活動に取り組まれて活躍されています。
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③コ-ディネ-タ-の基調講演「世界に導く市民の力」
今後自分でも、どう伝えられるか。
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④「文化遺産の活用へ」
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⑤「基調講演のまとめ」
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⑥ユルキャラの「マジャッキ-」と最近発足したばかりの「炭鉱ガ-ルズ」のアトラクション。6歳から40代の女子応援団がピンクレディの替え歌やリズミカルに編曲した炭坑節の音楽に合わせ、動きの激しい振り付けで大きな拍手を受けていました。イメージ 6

最近沖縄からの修学旅行生が午前中は万田坑見学、午後はグリ-ンランドで遊んで帰ったそうです。
ラムサ-ル条約湿地登録とユネスコの世界遺産登録という二つのグロ-バル・スタンダ-ドの観光資源を手にして炭鉱の町から観光の街をめざし、街の普遍的な価値を磨いていく作業へ映像や資料などの一層の掘り起しが始まる、というのがシンポジウムの結論だったようです。
「もともと掘り起こすのは得意な街だったはずです」という、コ-ディネ-タ-のコメントが会場の大きな笑いを誘っていました。
第2部では「行列のできる法律相談所」の番組に出演する本村健太郎氏の記念公演もありました。世界遺産検定最上級マイスタ-の資格をお持ちで、4級からスタ-トして5年かかったそうです。
熊本市は7月5日が受験日で、世界遺産検定の受験を呼びかけていました。
一昨年の富士山は4月30日で、昨年の富岡製紙場の場合は4月25日にイコモスの登録評価結果がユネスコに答申されたそうで、連休前に万田坑へも大きな動きがありそうで楽しみです。