とうとう雪組による「ベルばら」の大劇場公演が千秋楽を迎えました。



今回は咲ちゃんのサヨナラ公演ということで、できる限り多く観ようと、毎日必死にチケットを確保し、結果的に7回観劇することができました。


しかし、今はその日々が終わったという実感がまだ湧かず、虚脱感に包まれています。

初めての千秋楽観劇では、多くの方が白一色の服装で会場に集まり、独特の緊張感と特別な雰囲気が漂っていました。


通常の公演とは一線を画すその空気感に、自分もその場に立ち会えることの幸運を強く感じました。


特に、各座席に置かれていたペンライトをサヨナラショーで振る場面を思うと、映像では味わえない貴重な体験に感謝の気持ちが湧き上がりました。

芝居本編に関しては、脚本の課題は依然として感じられましたが、夢白あやさんが演じた王妃の成長には目を見張るものがありました。


初めの頃は高貴な声色や口調こそ完璧でしたが、逆にそれが演技をしている感を強調してしまい、感情移入が難しいと感じていました。


しかし、回を重ねるごとに、彼女の演技はリアルな感情を伴い、千秋楽ではまさに素晴らしい仕上がりとなっていました。

ジャンヌ役の音彩唯さんも非常に生き生きと楽しそうに演じられており、今回の公演の大きな見どころの一つとなっていました。


平成版と比べ、脚本の違いから少し俗っぽく描かれたジャンヌでしたが、これはこれで原作のジャンヌに忠実で、非常に説得力のある演技だったと思います。これからの彼女の活躍が楽しみです。

お芝居の中で最も盛り上がるのはバスティーユの場面でした。


組子の大半が出演し、他の場面では異なる役を演じていたあの人もこの人も、市民として出演しているのを見つけるのが楽しかったです。


雪組全員が一丸となってこの作品を作り上げているという実感があり、胸を打たれました。


特に朝美絢さんのオスカルの熱演は圧巻で、この場面は何度でも見返したくなるほどです。

フェルゼン役は脚本的にはあまり魅力的に描かれていない部分もありますが、フィナーレでその分をしっかり挽回してくれました。


何度観ても咲ちゃんが活躍するフィナーレは眼福で、本当に幸福な気分にさせてくれます。

サヨナラショーは、これまでの振り返りに加え、新たな挑戦も見せてくれる贅沢な時間でした。


最後の挨拶では、咲ちゃんのまっすぐな人柄がストレートに伝わり、湿っぽさはなく、前向きで明るい気持ちにさせてくれました。


まだディナーショーと東京公演も控えていますが、最後まで挑戦し続けるという咲ちゃんの強い意志が伝わってきます。


私も最後まで彼女を見守り、応援し続けたいと思います。