10月13日は、雪組『ベルサイユのばら』の東京公演千秋楽を映画館のライブビューイングで観る予定で、すでにチケットも手配していました。
しかし、うっかりしていて、同じ日に宙組のバウホール公演のチケットも取ってしまい、まさかのダブルブッキングになってしまいました。
どうすべきか迷いましたが、結局、ライブビューイングは2幕から観ることにすれば、両方楽しめるだろうという苦肉の策にたどり着きました。
実際、以前別の公演をライブビューイングで観た際、千秋楽は退団者の挨拶などがあり公演時間が長く、途中で気分が悪くなってしまった経験があります。
やはり映画館で長時間過ごすのは自分には向いていないのかもしれません。
1幕から観られないのは残念ですが、体調を考えれば、かえってこれが最善の選択だったかもしれません。
さて、宙組のバウホール公演は、若手メンバーが中心で、今まであまり目にすることがなかった顔ぶれでしたが、全体として心温まる素晴らしい作品でした。
主演の風色日向さんは、長身で存在感があり、まだ少しふっくらした印象はあるものの、将来のスター性を十分に感じさせる方でした。
これからさらに男役らしさを増し、シャープな魅力を持つようになれば、より一層輝くことでしょう。
ヒロインの山吹ひばりさんは、久々に見る正統派の美女で、大人っぽい美しさがありながら、娘役としてちょうど良いサイズ感でした。オペラグラスでずっと見ていたくなる魅力があります。
2番手の亜音有星さんは、優しい顔立ちが印象的で、美形ではあるものの、なぜか最後まで顔をしっかり覚えることができませんでした。
その他のキャストの方々も皆それぞれ好演しており、感動的な場面もいくつかありました。
戦時中から戦後の横浜を舞台にしたこの作品は、これまで宝塚であまり見たことがないテーマでしたが、若い演者たちによって新鮮に演じられており、とても良い仕上がりでした。
14時にバウホール公演が終わり、急いで映画館に移動すると、ちょうど幕間休憩の時間に到着しました。
何度も観た作品とはいえ、やはり1幕を見逃したことには少し未練を感じながらも、2幕、フィナーレ、サヨナラショー、そして退団者の挨拶をしっかりと楽しむことができました。
バスティーユの場面の迫力は、やはり生で観る方が一層伝わるものだと感じましたが、それでも全体的に満足できる時間を過ごせました。
ここまで来ると、咲ちゃん(彩風咲奈さん)の退団に対する寂しさよりも、無事に千秋楽までやり遂げ、立派に挨拶をして卒業していく姿を見届けられたことに安堵の気持ちが大きくなりました。
心からの拍手を送りながら、今後の彼女の活躍と幸せを祈るばかりです。
