「子供にこそ最上のものを!」
「子供が共感できるお話を♪」
「ハッピーエンドで成功体験♪」
図書館主催の3回講座
「絵本読み聞かせ講座」
の、第1回目に行って来ました
講師は、姫路おはなしの会 小栗栖 真弓(おぐりす まゆみ)先生。
「姫路おはなしの会」は、30年以上、姫路市の小中学校で
「おはなしボランティア」の活動をされているグループだそうで、
「ストーリーテリング」(絵本を使わず、暗記してお話を語る)にも
力を入れておられるそうです
ストーリーテリングで、
短い小話「おいしいおかゆ」も話して下さって、
耳で聞くだけなのに、
目の前に情景が浮かんで、
イメージが膨らんで、
とっても楽しめました
実演していただくと、
「耳で聞く方がよく分かるお話もあるんです。」
「ストーリーテリングは子供たちの想像力を育んでくれます。」
のお話が、すごく納得できました・・・!
また、絵本についてのお話でも、
「子供にこそ最上のものを与えて下さい!
一番大切なのは、『選ぶこと』です。
どんな絵本を子供たちに届けるのか?を意識して下さいね。」
「子供は物語の中に入り込むので、
『子供が共感できるお話』
を選びましょう」
例えば、
「ラチとらいおん」(マレーク・ベロニカ作)
- ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―ハンガリーの絵本)/福音館書店
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主人公のラチは、とっても弱虫で泣き虫。
でも、そんなところに、子供たちは
「あ、ぼくと同じだ~。」
「私にもそういう時ある~。」
って、「共感」して、
お話の中に入り込めるんですよね~
これが何でも完璧にできる主人公だったら、
子供たちは「自分とは違う」って、
冷めた目で見てしまうかもしれませんね(笑)
そして、
「ひとまねこざる」(H.A.レイ作)シリーズ♪
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- ひとまねこざるときいろいぼうし (岩波の子どもの本)/岩波書店
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とっても好奇心旺盛で、いたずらっこで、知りたがりの
こざるのジョージのお話♪
やりたいこと、興味のあることを
どんどんやってしまうジョージの爽快さに、
子供たちも
「ぼくもやってみたい!」
って、共感できるのでしょうね
また、絵本は「ハッピーエンド」で終わることが多いですよね
冒険に出ても、
ちゃーんと帰って来れます
(行きて帰りし物語)
これは、経験が少なくて不安がいっぱいの子供たちに、
「大丈夫だよ。
帰ってくる場所はここにあるよ。
安心していいよ。
だから冒険しておいで。」
と、
「生きる力」
「幸せになる力」
を、
理屈ではなく、
「絵本を通して体感させてくれる、
感じさせてくれる」
のだ、というお話には、
すごく共感できて、感動しました・・・
絵本の読み聞かせによって、
子供たちは物語に共感し、
疑似体験し、
「成功体験」を積み重ねていけるんです
その「成功体験」の積み重ねが、
実際に何かの壁にぶつかった時に、
無意識に、
「大丈夫!
ぼくには出来る」
っていう自信に繋がったり、
安心感、心のよりどころとなったり、
チャレンジ心に繋がったりして、
一つ一つの出来事を、
乗り越えていけるのでしょうね
私も小学校の読み聞かせボランティアをしているので、
子供たちが、
「ああ楽しかった」
と感じ、
成功体験を積み重ねていけるような
読み聞かせを、続けていきたいと思いました
本当にありがとうございました・・・!
残り2回の読み聞かせ講座も、
とっても楽しみです