事務所を移転する。
ビーダッシュをここまで成長させてくれた北山の地を離れるのは後ろ髪を引かれる思いだが
北山という土地の不便さには勝てなかった。移転先は大宮松原。これまた少し微妙な場所ではあるが、京都のほぼど真ん中の立地ゆえ、烏丸・西院・祇園・京都駅など名だたる繁華街からほぼ等位置にあるという便利さが移転の決め手となった。

個人的な思いからいえば、かつて一人暮らしをしていた西小路五条や河原町五条からほど近いのが嬉しいかぎりである。とはいえ資金が潤沢にあっての移転ではないため、事務所は壁ははがれ、天井に穴があき、床は汚れ放題という、およそポップさとはかけ離れた、あばらや状態である。しかも空調を導入する資金もないため、なんと石油ストーブで寒さをしのぐという、まさに僕が一から起業した時を彷彿とさせる貧乏っぷりである。

ま、そこでいつものポジティブシンキングであるが、そういったぼろい事務所で仕事をすることで、ハングリー精神がムクムクとわきあがってくるのではないかと、そこに期待しているわけですね。
スタッフには申し訳ないが、僕はドン底をいやというほど経験してるから、全くなんとも思わない。ボロを纏っても心はニシキってやつですよ。キレイな事務所だからってキレイなデザインができるってわけでもないだろうに。みんなでこの新しい船をカッコイイ船にチューンナップしていこうぜ。

ここまで読んで「どんだけぼろいんや」と興味を持たれた方は、ぜひ一度ご覧有れ。
大丈夫。あなたの期待は裏切りません。

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ポップでロックなビーダッシュのホームページは
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今日は少々お下劣な話ですみません。

このあいだ烏丸御池の某本屋に入って目撃したスゴイ光景。
50歳代くらいの小汚いおっさんが週刊誌のコーナーに座り込んでる。
なにげなしにちらっとそちらに目をやって度肝を抜かれた。
おっさんは週刊誌のグラビアページを開き、公衆の面前にも関わらず
己のイチモツを曝け出し、自ら弄んでおられるではあ~りませんか。
周囲は気づいているのか気づいてないのか、全くの放置状態。
当たり前だがおっさんの半径3m四方は誰も近づかない。
あまりのシュールな光景に僕の思考はしばらく停止を余儀なくされた。
店員はなぜ注意しないのだろう。
おっさんの堂々とした態度を見るに付け、初犯でないことは確かだ。
おそらくは週刊誌を買う金も、また買ったところで自慰に耽る場所も無いのだろう。

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確かに周囲に嫌悪感をこれでもかとまき散らす愚劣な行為だ。しかし僕は考える。
「人を襲うより1万倍マシだな…」と。総てがそうとは言い切れないが、少女や婦女子を失意のドン底に突き落とす性犯罪の原因は男どもの行き場の無い性欲が原因だ。僕は性犯罪者にはブツを切り落とすくらいの極刑がお似合いだと常々思っているくらい許せないのだが、表にあがってないものを合わせれば被害にあっている方は相当な数になるだろう。

こういった人ひとりの人生を踏みにじってしまう愚劣な行いに比べれば
今回のおっさんの本屋における所行なぞ、かわいいものに思えてはこまいか。
本屋サイドとて、おっさんの所行をストップしたことによって、罪のないかよわき少女が
おっさんの餌食になる可能性も考慮した上であえて黙認しているのではないか。
そう思えばこの世知辛い世の中も少しあったかみのあるものに思えてくる。
こないか。

人に迷惑をかける度合いを「絶望の淵に追いやる」から「吐き気をもよおす」程度に
押しとどめようとするおっさんと、それを黙認する本屋のオーナーのあたたかい交流
に触れた秋の終わりでした。

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一度大きい仕事をこなしてしまうと、低単価の仕事に対するモチベーションが下がってしまうというのは、誰しも経験があるだろう。自分のレベルをあげていくためには、その単価を上げていく作業は自分の成長の証でもある。技術も上がり、マシンの性能も上がれば、必然的にいいものが出来、価格も上げることができる。個人や企業は、そうやって少しづつ成長し、利益を残していくのだ。

しかしそんな中、ふと会社を辞めてからビーダッシュを立ち上げるまでのフリーの期間に自分がつくった作品達のなかに稚拙ながらギラギラしたパワーを感じて、果たしてこの時の情念を今も作品に宿すことができているのかという不安にとらわれることがある。

一言でいえば気持ちがこもっているということなのだろう。金額も値切りに値切られて今では考えられないくらい安い金額でやっているのだが、ただただデザインの仕事に携われる喜びが、作品からビンビン伝わってくるのだ。普通に食う事すらままならなかった日々。まさに職なし・金なし・彼女なしのドン底状態。それでも希望だけは捨てなかったといえばカッコいいが、正直明るい未来は見えなかった。人並みの幸せなど僕には到底訪れないと思っていた。

デザインの仕事がしたい。ただそれだけでここまで歩いてきた。そんな純粋な気持ちだけは捨てたら終わりだなとしみじみ思う今日このごろです。