肝転移が見つかって、おとんはまだやれるだけ治療をやりたいけれど、抗がん剤やっぱキツすぎるらしく休薬気味で、かつ遠隔転移がある以上完治は望めない、との診断をもらったみたい。

考えたくないけど、もうあまり時間がないことを意識する必要がありそう。


おかんは「治らないのに苦しい治療しても仕方ない、治療も仕事もやめて、ゆっくりやりたいことやって過ごそう、旅行とかしよう」って言うけど。

おとんは多分、自分にできることがある、求められる場所にいたい→仕事がしたい、んだよな……

家族に興味ないわけじゃない。うちの両親はリスペクトしあってるけど軽口も叩きあえるベストカップルだと思ってる。ただ、それは元気な時のパワーバランスで。


おとんもおかんもずっと自営仕事が生き甲斐の人たちで、文句言いながらも楽しそうで。

休日はおとんは旅行だゴルフだのアウトドア派、おかんは家事が終わればしこたまドラマを観て本を読むインドア派。

趣味の話なんて全然合わなさそう。

旅行なんて、わたしたち子供が大人になってから20年ぶりくらいに数年前、結婚記念日で行ったやつくらいで。

あれは本当に!元気なうちに行っといてよかったなあ!

あれがも一度できればいんだけど、もう体力もないだろし、近所の散歩みたいのを何度かできれば良さそうだけど、散歩とかいう文化なさそうなんだよな両親たち……

おかんの車で平日にパッといけそうな植物園のチケットとか送ってみようか?そも植物とか興味ありますかねうちの両親?


おかんも好きな人がずっと隣で苦しんでて辛いに決まってんだよな

どうにかしてあげられたらいいけど、わたしが仮に看病代わったとこで気を使うしそばに居たい方が勝つ気もする

わたしももちろん、おとんが苦しんでるのを見るのは怖いけれど……

何よりおとんが、家にいない子供(わたし)に弱ってるとこ見せたくなさそう

これはわたしも子供をもったので想像できること

本人に聞いてないけれども!


わたしなら限りある時間を、家族との会話と作品の制作に使いたい

制作はひとりでやるものだから会話と両立は難しいかもだが、うちの子も作品を作るタイプなので、いつもやってるような家族でそれぞれ作業みたいな感じの兼ね合いはできそう

でも、創作でない仕事の人が家族との会話と仕事を両立はできないよな

職種違うから話もできないだろうしな……


なんも知らんなわたしは

父と母のことを


自分にできることがあることを失わせちゃだめなことだけがわかる

ひとり立ちしていても、わたしは彼らの子供だ

親としてできることをわたしが頼ればいいんだと思う


とりあえずウチの賃貸の保証人をやってもらえたからええか……

あとなんかないかな……