秋の風にフラフラと飛んでいるクロアゲハを見て・・・
「今度、生まれ変わったら・・・こんな人間になりたい」というのは万物の長と思い込んでいる人間の傲慢だと思った。
私が死んで、体は煙になって、空に昇っていったら・・・私を作り上げていたすべての分子?成分は大気に戻って・・・私を作り上げていたそれらを、自然は受け入れて、何万年単位で、それぞれバラバラに利用して、何かを作り上げていく・・・私は樹にもなる、花にもなる、みみずにもなる、川にもなる、風にもなる、クロアゲハにもなる・・・生まれ変わるとしたらそんなことだとずっとおもっている。私の愛した人たちと、分子単位でまた、めぐりあうことは・・・きっとあると思う。
どうか、私が死んだら、骨なんか残さないで。骨なんか拾わないで。骨なんか見ないで。全部煙と灰にしてね。わたしの心からのお願い。
