こんにちは 碓井です！
獣医師エリコ先生と私の共作、「ある捨猫さんのおはなし。」
読んだことないよって方は是非読んでみてくださいね。
4月になりました。
外猫さんがどんどん仔猫さんを産む時期であり、
お引越しなどで捨猫さんが増える時期であり
ＴＮＲ地域猫活動も、保護猫活動も大変になる時期です。
3月もハッピータビーでは、野良猫さん10頭に無料手術を致しました。
その猫さんの事はまた後日にお届けしますね
上の動画では、外で生きる猫さんの過酷さをお伝えしています。
「ボク」はとても可哀想な猫さんで、保護してくれる人にもＴＮＲしてくれる人にも出会えませんでした。
外で生きる猫さんは大変です。
だけど、ＴＮＲされ見守ってくれる人がついている猫さんは
可哀想な猫さんではありません。
その子を気にかけて、ご飯を持って、様子を見に来てくれる人がいるからです。
手術されている子ならば、安心して周りの人間もご飯をあげる事が出来ます。
「ご飯とお水があるなら、別に人と暮らさなくてもいいのニャ」
と、猫さんが思っていてくれているかはわかりませんが
どの子も保護してあげるのがベスト、かも知れませんが
それを考えてしまうと、猫さんの絶対数を減らす事は出来ません。
ボラさんの数以上に、猫さんの増えるスピードが速いからです。
猫さんの繁殖スピードはすごいです。
わずか２匹から、１年で６５匹前後まで増えていきます。
つまりは、たった２匹に不妊手術してあげるだけで
その後に生まれ来るはずだった何百何千という猫さんを
殺処分、そして悲しい事から助けてあげる事が出来ると
私は思います。
捨猫さんだったり、殺処分される猫さんだったり
多くの外で生きる猫さんの事、想像して見て下さい。
「ある捨猫さんのお話。」のボクは
そういう猫さんもいる、というような数ではなく
多くの捨猫さんがそういう状況である。のです。
ＴＮＲを反対される猫好きさんから
「猫さんがいなくなる世の中を目指しているの？」と聞かれた事があります。
もちろん全猫さんのシモベである私がそんな世界を目指すはずもないですが
でも、殺処分されたり、捨てられて食べ物にも困る様な猫さんはいなくなって欲しいです。
それと・・はっきりお答えしますが
そんな簡単に猫さんはいなくなりません。
そんな甘い物ではないのです。
２０１８年の殺処分数、猫さんだけで30,757頭が処分されています。
ボランティアさんがすごくすごく頑張ってＴＮＲしてきた結果
１０年で１０万頭近くの処分数を減らしてきました。
不妊手術を進めてきた結果です。
でも、まだ3万頭も殺処分されている事も目をつぶってはいけない事実です。
だけど、ＴＮＲボラさんがいなかったらまだ10万頭以上だった
もしかしたらもっと多かった可能性だって大いにあります。
不妊手術をきちんとしていけば
多頭崩壊も起こりませんし、もっと猫活動は進みます。
ものすごい繁殖力で増えてしまう猫さんを
殺処分というその場しのぎの、何の意味もないやり方で
結局減らす事も出来ずに
ただ増えたら殺せばいいという風にしても、何も解決しません。
きちんと、先を見据えて本当の意味で減らしていく事をしない限り
この問題に終わりはないです。
殺処分を無くしたいと思うのは
そんな殺され方をする猫さんが可哀想なのもあるけれど
そんな殺され方をしたのに、結局猫さんが減らないという
何の意味もない事だから という理由もあります。
猫さんをちゃんと減らしていくのには
ＴＮＲ，地域猫活動、そして飼い猫さんであっても不妊手術を確実にすること。
それをすることで、猫さんに迷惑している人も猫さんが好きな人も
安心して猫さんと共生していける未来になっていくはず。
その為に頑張ります。
コロナ流行で、今は人間の生活も危ぶまれていますが
4月は猫さんの不妊手術が増えると思います。
頑張って下さっているボラさんを支えていけるように
ハッピータビーは頑張ります！
最後まで読んで下さってありがとうございました。
今日が皆さんにとって猫さんにとって
そして私にとっても素敵な1日になりますように♪
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