こんにちは 碓井です!

 

 

野良猫さんの為に粉骨砕身頑張ります!

というフレーズを、ハピタビスタッフの堤さんにイジられました(笑)

 

 

 

 

 

今日は地域猫さんのお話です。

このお話が1人でも多くの人の目に届く事を願っています。

 

 

私の幸せは家族が元気である事、目の前に仕事もあって

やるべき事もあって

関わった猫さんが元気で愛される猫さんであること。

 

そして殺処分を含め、可哀想な猫さんがいなくなる事。

 

皆さんの幸せはなんでしょう?

 

きっと人によって全然違うはず。

 

猫さんの幸せはなんでしょう?

 

それも猫さんによってきっと違うはず。

 

 

 

 

 

 

 

「どの猫も家猫になりたいと思ってたら大間違いだニャ」

 

 

 

 

デレデレ「あなた美猫さんですね~~! 外の暮らしはどうですか?」

 

 

 

 

 

 

「それはもちろん苦労もあるし・・でも、楽しい事もあるのニャ」

 

 

 

 

 

デレデレ「そうですか~!楽しい事ってどんな事ですか?」

 

 

 

 

 

 

「まず1番は屋根の上に乗っての日向ぼっこだニャ♪」

 

 

 

 

 

びっくり「おぉー!素敵♪ 確かに屋根の上には我が家の猫達も乗った事ないですね!」

 

 

 

 

 

 

「静かだし自由だし。最高ですニャ。これを味わえるのはなかなか良いニャ」

 

 

 

 

 

 

びっくり「確かにーー!これは羨ましいなあ。逆に大変な事はなんでしょう?」

 

 

 

 

 

 

「地域猫になる前は大変だったニャ。居場所がないからニャ」

 

 

 

 

 

 

ショボーン「そうだねえ。安心してご飯も食べられないものね」

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも、地域猫になったら自分のシモベが出来たので、食べ物に困りませんニャ」

 

 

 

 

 

 

照れ「そっか~ 地域猫さんになる事で少しは安心もあるのだね」

 

 

 

 

 

 

 

「家猫に憧れた時も実はちょっとあったけどニャ、まあ外も悪くないのニャ」

 

 

 

 

 

おねがい「そっか~ そうかもしれないね」

 

 

 

 

この子は地域猫さんです。

お名前を華ちゃんといいます。

 

ずっと見守ってきたボラさんがおられました。

 

おうちに入れてあげたい気持ちもあったのですが

先住の家猫さんが怖がってしまうのがあって

 

お外で見守って来られました。

 

ある年、今年こそはおうちに入れようと思っていたら

華ちゃんは姿を見せなくなりました。

 

 

1週間後、お家のお庭で倒れていたのを発見されました。

華ちゃんは末期の腎不全でした。

そこから半月、家猫さんとして暮らして虹の橋を渡りました。

 

 

見守っていたボラさんは、とても後悔なさっていて

外猫さんに関わる事が怖くなったとおっしゃっていました。

 

 

でも、私には華ちゃんはとても幸せな地域猫さんだったとしか思えないのです。

 

 

こんなに沢山のお写真がある事だけでも

ボラさんが、どれだけ華ちゃんを愛していたのか本当によくわかります。

 

華ちゃんはどの写真も健康的でふっくらしてて

すごく可愛い美猫さんです。

 

そして何よりも とても素敵な素敵な名前を持った猫さんです。

 

 

華ちゃんががそこに存在していた事

ずっとずっと色褪せずに華ちゃんはボラさんの心にいます。

 

病気になって、半月ボラさんの家の猫さんになり

旅立ちを見守ってもらえた事。

 

自分がいなくなる事を心から悲しんでくれる人に出会えた事。

それはとても幸せな猫さんだと私は思っているのです。

 

 

 

外で生きる猫さんは、まず地域猫になれない猫さんが沢山います。

その為に食べるのもお水を飲むのも苦労します。

 

もちろん誰かに呼びかけてもらった事もなく

 

ひたすらに食べ物を探し、暑さ寒さを凌ぎ

事故にあって命を終えてしまったり、病気になって隠れてなくなってしまったり

保健所に連れていかれてしまう事も現実的にあります。

 

産まれてからその命を終えるまで、

一度も写真なんて撮られた事ない子も沢山います。

 

命を終えるその時も、誰にも気付かれず悲しまれず

ひっそりと旅立ってしまう子が沢山います。

 

 

 

外で生きる華ちゃんを

こんなにも気にかけてこんなにも愛して

今もずっと思い続けている。

 

そんなシモベを持った華ちゃんは、とっても幸せな猫さんではないでしょうか。

 

 

きっと今も、地域猫さんをおうちに入れてあげたいと迷っているボラさん沢山いると思います。

おうちに入れてあげられないことで胸が痛いボラさんも沢山いると思います。

 

 

だけどどんなに想いがあっても出来ない事もあるのは当たり前で

出来る中で精一杯の想いを猫さんに届けているのはとても素敵な事なのです。

そして、そうしたいと思える猫さんに出会えるのはやっぱり幸せな事ではないでしょうか。

 

 

 

家猫さんになるのが絶対の幸せとは限らないと思います。

 

 

華ちゃんは身体が動く限りは屋根に乗って日向ぼっこして

お散歩したり自由に生きて

 

最後の場面ではお家で看取ってもらえて

 

良いとこどりの、とっても可愛い猫さんだと思います!

 

 

 

 

 

 

 

「猫は良いとこどりするものニャ」

 

 

 

 

 

ウインク「だよね!華ちゃんは 猫の中の猫さんだね!」

 

 

 

 

私達は神様じゃないから

100%の事をどの猫さんにもしてあげられる訳ではないです。

 

でも、その中でとっても愛せる存在に出会えた事は本当に幸せで

また、猫さんにとっても、きっと助けになったはずなのです。

 

 

保護出来る数は5頭か3頭か(人によっては30頭とかゲッソリ

数は限られているけど

 

地域猫活動ならば、もう少し増えても見守ってあげられると思います。

 

 

本当の最低な苦しい悲しい暮らしをしている猫さんを1頭でも救う為には

 

名前もなく、誰にも泣かれる事もなくスイッチひとつで処分される猫さんを

1日も早くゼロにする為には

 

地域猫活動は絶対に大切です。

 

 

今地域猫さんと関わって、家に入れてあげられない、と悩んでいる皆さん。

 

その子の為に心を痛めている

それだけで、その猫さんにとって特別な事だと知っていてください。

 

 

 

 

 

 

 

「ニンゲンがおもうより、悪い事ばっかりじゃないのニャ」

 

 

家猫さんでも捨てられる子もいます。

野良猫さんでも1度も優しさや温かさに触れずに旅立つ子もいます。

家の中にいても劣悪な環境で苦しむ猫さんがいます。

繁殖現場で使い捨てされる猫さんもいます。

 

 

華ちゃんは、生きる場所は外の世界だったけど

 

愛情をしっかりその身に受けて生きた猫さんだったのです。

 

 

皆さんが今お世話している地域猫さんも

皆さんの愛を受けて生きている猫さんなのです。

 

正解はないし猫さんの気持ちはわかりませんが

自分に出来る事をする。

自分の理想の100点は出来なかったとしても

自信を持って愛したと思って欲しいです。

 

 

 

 

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

長かったですね!すみません。伝えたいことが多すぎました(笑)

 

 

今日が皆さんにとって猫さんにとって

そして私にとっても素敵な1日になりますように♪

 

そして地域猫さんと寄り添う皆さんが

笑顔で過ごせる1日になりますように。

 

 

 

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