さて、昨日東京都知事選の開票が行われ、小池都知事が再当選を果たした。予想通りの結果となり、私が応援していた石丸伸二さんは当選しなかった。そのこと自体は選挙という仕組みに基づいた結果のため特に問題はない。

 

 

 しかし、私が問題視していた自体が今回の選挙でも相変わらず起こった。まずは、政策や実績以外を争点にした盛り上がり。小池都知事の学歴の問題はメディアでは小池都知事の政策と同じくらい取り上げられていたし、さらにネット上では石丸伸二さんや蓮舫さんの政策以外の部分だけで批判する意見が多く散見された。まともに情報を伝えていたのは政見放送をやっていたNHKを選挙管理委員会からの新聞くらいである。

 

 

 加えて、自分が支持していない候補者を支持する人に対する攻撃だ。石丸伸二氏には若年層からの指示が集まったらしいが、ネット上の批判は「あの性格の人は・・・」などの声ばかりで、肝心の政策に関する批判が何も述べられていなかった。さらに「若年層はパワハラを望んでいる」みたいな訳の分からない支持層批判もあり、目も当てられなかった。少なくとも私は政策を見比べて誰を支持するか決めたし、訳の分からない批判をする彼らほど若年層は馬鹿ではない。

 

 

 しかしながら、いいニュースもあった。NHKによると、今回の都知事選は投票率が平成以降2番目に高かったらしい。素晴らしいことである。みんなが私と同じように選挙に行かないとやばいという危機感を持ってくれたおかげか、「今日は選挙なので投票しよう」という町の音声放送が通じたのか、はたまた、候補者が乱立して選挙が盛り上がったかは分からないがよかったのではないだろうか。

 

 

 余談だが、少なくとも私は訳の分からない候補者が乱立することに対して否定的な見方はしていない。彼らは立候補のハードルを下げる役割をしていると思うし、彼らがいるからこそ民主主義が盛り上がっていいと私は考えている。

 

 

 今後も選挙があるたびに感想を書いていきたい。今回の選挙も楽しかった。

 

 

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