■参加申込者ひとりひとりにコメントを返す

イベント集客のために一番重要なことは、
申し込んでくれた人には、必ずひとりひとり
コメントを返してあげることです。

「みんなが申し込んでいると、自分も申し込みたくなる」
心理が働き、指数関数的に集客効果を生み出します。
どうしても初期の申し込みが集まらない場合は、
友人や知人に申し込みをしてもらい、盛り上げるのもよいでしょう。

■コミュニティメンバーにイベントのお誘いメッセージを送る

管理人である旨を伝えつつ、コミュニティメンバーへひとりひとり、
直接イベントお誘いのメッセージを送ると効果的です。
直接イベントへ誘ってくれたり、
メッセージを送ってくれる管理人が少ないようで、
迷惑がられるよりもむしろ喜ばれることの方が多く、
その効果は非常に高くなっています。

●アフターフォロー

イベント終了後は、次回への布石のために、
三つのアフターフォローをしましょう。

(1)イベントトピックに統括
  (どんなよいイベントになったか、どんなに楽しかったか)とお礼を書く

イベント参加者への一斉送信で、トピックへコメントを書いてもらえるよう促してもよいでしょう。

(2)ファン化、リピーター化のため、必ずマイミクになっておく

マイミクになることで、日記を見てもらうことにつながり、
メルマガのように永続的な情報提供やコンタクトを続けることができます。
そして、忘れてはならないのが、すぐに紹介文をプレゼントすることです。

(3)イベントの感想日記を書く

イベントトピックは主催者として、
日記には一参加者として感想を書くというように使い分けると書きやすいでしょう。


●イベントを開催しよう

イベントの内容が決まったら、
いよいよイベントの開催です。

イベントの開催には、イベントトピックを使いますが、
いくつか注意点があるので見ていきましょう。

■初心者、1人参加者をフォローする

対個人の場合は、初めて参加することや
1人参加であることに不安を抱いている人がと
ても多いので、「初参加大歓迎」「1人参加大歓迎」の旨を、
明示しましょう。

■mixiでは、商業目的の宣伝・勧誘は禁止されている

以前であれば、直接利益目的の高額セミナーなどを開催すると、
一般ユーザーの方からクレームがあがったり、
それによってmixiに削除されたりすることがあったのですが、
最近は比較的寛容になったようです。

会場費程度を徴収するセミナーであれば、
特に問題ないようですが、状況はその都度変わりますので、
柔軟に対応してください。

■mixi以外の別フォームを用意する

商品やサービスの販売など、売上をあげるためには、
mixiから離れることが必要できるようにしておきます。
「管理の都合上」「複数箇所で申し込みを受け付けているので」
など、フォームを使用する理由を明記しておくとよいでしょう。

ちなみに、フォームに登録してくれた人の出席率は
mixiのイベントより2?3割高くなります。
そのためには、リストを取得し、メールなどでアプローチしていくことが重要です。




●雑貨屋の場合

一番簡単なのはバーゲンですが、
それでは単なる売り込みになってしまいます。

ネットショップなどで実際のお店がない人は
mixiで女の子だけが集まる飲み会などでもいいし、
一定のテーマを持った飲み会を行うと人が集まります。


●カウンセラーの場合

大学や学校で開催されている自分を見つめなおすプログラム
などを参考にして、こころについての勉強会やワークショップ
(アサーションやNLPについてなど)を開催するとよいでしょう。

mixiのイベントフォームだと参加者が見えてしまうので
悩みに関するイベントは、別途レンタルフォームを用意するなどして、
匿名で申し込めるようにしておけば
イベントの申し込み率を上げることができます。

●不動産関係の場合

不動産の勉強会を開催するとよいでしょう。
意外に不動産の基本について理解していない人も多く、
チラシの見方のポイントや、最近の物件動向についての
勉強会などの基本的な内容でも十分に価値を感じてもらえます。

また、不動産の勉強をしたい人は仲間を探している傾向も強いので、
勉強会やセミナーを中心とした、コミュニティを形成し、
あなたが顧客を先導するコンサルタントになることも可能です。

●税理士、行政書士などのB2Bの場合

普段イベントを開催することに慣れている人
も多いと思いますが、安価なセミナーや勉強会を開催するのが一番です。


いくつかの例で、雰囲気がつかめたでしょうか? 

イベントを開催するのは面倒だと感じるかもしれませんが、
イベントを開催することで、新規見込み客の獲得にも、
リピーターの育成にもつながります。

何よりもメルマガなどで情報提供を続けるより、
圧倒的に高い効果をもたらしてくれます。

また、
新規見込み客獲得だけのために、
イベントを開催するのはもったいないので、
イベント会場で、商品やサービスを販売することもできます。

例えば「本日会場限りの特別価格」などという形で販売すると
売上向上が期待できます。

実際、私のクライアントは、
イベントで新規見込み客を獲得しつつ、
さらにイベント会場でDVDなどの教材を販売し、
売上を伸ばしている人もいます。


●イベントを企画しよう

さて、実際にイベントを考えて行きましょう。
いくつかの業態での例をあげてみます。

例えば、
パン屋であればパン作り教室、
もしくは、座談会と称して新商品の開発に
携わってもらってもよいでしょう。

ここでのポイントは顧客を巻き込むことです。

もしあなたが何かのメーカーの新商品開発に意見を
貸して、それが採用されたら嬉しいと思いませんか?

そのことを友達に話したいと思いませんか? 

少なくともmixiでは日記というしくみで、
誰かに伝えるということの障壁が非常に低くなっています。

どんどんクチコミしてもらって、
クチコミスパイラルを起こしましょう。

居酒屋や飲食店であれば簡単です。
お店での飲み会や食事会を開催すればよいからです。

イベントという観点で、
一番簡単にリピーターを獲得する方法は、
お店のコミュニティ化です。

お店にあの人がいるから参加する、
みんながいるからお店に遊びにいく、
とお店を中心としたコミュニティが形成されると、
メンバーにリピートする理由を作ることができるのです。


また、
リピーターを一番簡単に獲得していく方法も、
とにかく直接会うことです。

オンラインで集まった人たちであるからこそ、
オフラインが非常に強力になります。

まさに「100回のメールより10回の電話、10回の電話より1回の会う」です。

さらに、
イベントに参加してくれたメンバーは必ずといってよいほど、
イベントのことを日記に書いてくれます。

そして、
それを見たイベント参加者のマイミクが、

「うらやましい」「自分も参加したい」などのコメントをしてくれます。

だいたい80%ぐらいの人の日記が日常のこと、
インベントに参加したときの感動や感想です。

mixiの、ごく自然にイベントに参加し、
小さなクチコミが起こるという文化を活かして、
あなたや、あなたのお店について、
積極的にクチコミしてもらいましょう。




●イベントでファンを獲得しよう

ある程度人数が集まったらイベントを開催します。
ですので、最低でも開催するイベントの人数の10倍は
コミュニティのメンバーを集めておきましょう。

mixiでの集客の最大のメリットは、
なんといってもイベントです。

イベントを中心として、あなたのファンになってもらいましょう。

B2Bの人は、セミナーなどでイベントの開催経験があるかもしれませんが、
「イベントの開催なんて……」とためらう人もいるかもしれません。

しかし、
mixiの場合、本当に気軽なイベントで構いません。

試食会であったり、なんとか教室であったり、

場合によっては、単なる飲み会やバーベキューなどでもよいのです。

逆に、普段イベントを開催しないような業界の人こそ、
大きな成果が期待できます。

あなたのお店のファンになり、リピーター化してくれます。

特にオンラインだけで商売している人は直接会うことの
効果に驚くことでしょう。

以前、20万円もの高額サービスをメルマガで
紹介したときの話です。

その購入者リストを見て、非常に驚きました。

なんと5人の購入者中4人は直接会ったことがある人でした。

しかも、
セミナーでたった一度名刺交換させていただいただけの人たちでした。
それほどに、オンラインからオフラインにつなげていくことは非常に強力です。


少しでも人数が増えてきたら、
コミュニティを盛り上げていきましょう。

コミュニティに活気がある人が集まってきます。

ほとんどの人が、単にコミュニティに登録して終わりです。
トピックに書き込んでもらうことで参加意識を高め、
楽しさや有益性を感じてもらえば、
最終的にはイベントに参加してくれるようになります。

コミュニティを盛り上げるには、
必ずコメントをつけることです。
トピックを立ててくれたら必ずコメントをつけましょう。

自己紹介などの自分の立てた
トピックにも必ずコメントをつけます。

こうしているうちに、
コミュニティ自体が盛り上がり、
参加者がどんどん増えてきます。

なんとなくコミュニティをのぞいていた人が
「あっ、楽しそう」と思って仲間に加わってくれるのです。

そして、コメントを続けることで、
あなたのファンが増えていきます。

また、
書き込んでくれた人には積極的に
マイミクになってもらいましょう。

特に人数が少ないうちというのがポイントです。

人数が少ないうち仲間意識が芽生えやすく、
最終的に初期のメンバーというのが
一番力になってくれるからです。
マイミクする際は、次のことを伝えます。


●コミュニティの管理人であること
●コメントしてくれたことへのお礼


管理人からメッセージをもらえることが少ないらしく、
マイミク申請すると、たいがい驚かれるとともに、
喜んでもらえます。

最初は少し大変ですが、
SNSはコミュニケーションがキーになります。

コミュニティの人数が増え軌道に乗ってくると、
自然に回るようになってくるので、最初ががんばりどころです。

また、
30日経過するとコミュニティリンク機能が使えるようになるため、
積極的にコミュニティリンクを依頼していきましょう。

コミュニティ検索で、関連しそうなコミュニティを見つけ、
管理人にメッセージを送ります。メッセージを送る際のポイントは次の通りです。


●本文に相手のコミュニティ名をきちんと入れる
(特に、複数のコミュニティを運営している方の場合、どこのコミュニティのことかもわかりません)
●本文に相手の名前をきちんと入れる
●きちんと自分の名前を名乗る
●なぜ相手のコミュニティを選んだのか。その理由を伝える
●先に相手のコミュニティを自分のコミュニティリンクに追加する
●すでにコミュニティリンクに追加させてもらった旨を伝える(明示は力なり)


正直なところ、リンクしてもらえる確率はあまり高くありませんが、
メンバーの多いコミュニティにリンクしてもらえれば、
メンバーの増えるスピードを大きくアップさせることができます。

●コミュニティを広めよう


コミュニティの準備ができたら、
積極的にコミュニティの人数を増やしていきましょう。


まずは100名が目標です。
参加メンバーのトップページに
「コミュニティ一覧」として表示されるので、
100名あたりを越えてくると、自然にメンバーが増え始めます。


コミュニティの人数が増えるルートには次のようなものがあります。


●コミュニティ検索
●メンバートップページの「コミュニティ一覧」
●コミュニティの「リンクコミュニティ一覧」
●コミュニティタブの「注目のコミュニティ」
●「マイミクシィに教える」


まずは、
マイミクの人たちに一斉通知しましょう。
コミュニティのトップページの右上にある
「マイミクシィに教える」というボタンで一斉告知ができます。


告知の際のポイントは、参加するメリット、
参加する楽しさなどを伝えることと、
「参加してください」と期待する行動を明示することです。

次に「全員クリック」という"イベント"を開始します。
メンバーにこのイベントに参加してもらうことで、
メッセージを一斉送信することができます。

なお、
メッセージはmixiに登録されているメールアドレスに届きます。

いつでも"参加"できるよう「開催日時」はできるだけ未来にしておきます。

詳細には
「全員クリックしてください。管理人からのお知らせなどをお送りします」
などとしておけば大丈夫です。

最後に、
メンバーに積極的にコミュニティに参加してもらうために、
お題となるトピックを用意しましょう。

「好きな○○はなんですか?」「○○相談」「上の人の質問に答えるトピ」
「○○しりとり」などなど、

コミュニティの趣旨に合ったものを用意します。

また、ノウハウ系のビジネスの方は、
コメントのもらえるメルマガとして使えるので、
積極的に情報提供していくことをお勧めします。

mixiならメルマガやブログよりも何倍も読者を集めやすいのです。