阿部敏朗さんの「随神かんながら」の本から続きを抜粋しましょう。
著作権が、、、とか言ってる場合じゃないんだと思います。
【気づき】は誰にでも必要です。
第5の鍵より
・・・・・・・・少し難解な表現になりましたが、ついてきていますか・・・・・
ここまでは、あなたはある一定の態度で世界を理解してきています
したがってあなたのやるべき事や人生物語は大筋で決まっていたはずです
山は山であり川は川であり、それ以外の何物でもなかったのです
レベル五の世界ではいったんあらゆる名前や役割が消え去り、投影していた見えないシステムが
無くなります
それにより全てが混沌としてきます
カオスです
もはや山は山ではなく、川も川ではありません
最初はそこに、大きな不安と戸惑いを感じることでしょう
それ故に人は無意識にこの次元から目をそらし、気づかないふりをして後もどりを始めるのです
ここにガイドが必要となります
この時点におけるガイドや仲間の仕事は、完全に心を開いて、真正面からその人とつながることにあります
それにより、人が安心して新しい次元に目を慣らしていけるように援助します
やがて少しずつ目が慣れてくると、そこにはストーリーも配役もなく、ただあるものがあり、
ただ起こる事が起こっているという、ありのままの世界が見えてきます
実体が変わったわけではありません
ただ、見え方が変わったっだけです
再び山は山であり、川は川になります
第六の鍵 時間を超える (トマス伝)
そしてさっきまでの「混沌」(カオス)の中に「あるがままの秩序(コスモス)」が見え始めます
カオスからコスモスへ、これが新しい次元に入るキーワードです
それは自由自在で色彩にあふれ、あらゆる可能性に満ちた世界です
何ひとつ繰り返される事もなく、瞬間瞬間に生まれ続けている奇跡です
「そう! それは生きているのです」
皮肉にもあなたはここに来て初めて、生きるということの本当の意味を知るのです
それはまさに今この瞬間に起こり続けているので「時間」という長さはなく、
従ってそこに連続性を与えたり、ストーリーや解釈を入り込ませたりする余地はありません
ここに至ってあなたの存在の時間軸がシフトします
それが『第六の鍵』である「時間を超える」という意味です
今や時間という幻想は消え去りました
それと共に、その他の多くの幻想が姿を消しました
何故なら、多くの幻想を生み出していた原因である時間そのものが消えたからです
それまでは、過去ーーーからーーー未来へと水平に生きていました
自分より後ろを過去、自分より前を未来とし、そこで連続性を見ることで自分本位の一貫した
物語を生み出していました
それを人は「人生」と呼び、その幻想ストーリーをまるで自分の一部であるかのように大切にしました
時間軸がシフトした今、水平に生きていたそれまでの人生は消滅し、「いまここ」の
新しい世界が出現します
もし描くとしたら垂直の線になるでしょう
水平線と垂直線が「いまここ」で交わります
それが「クロス(十字)」という宗教的シンボルのもう一つの意味です
このシンボルは死刑台のイエスを現わすと共に、イエスが存在した次元の違いの象徴でもありました
いつの間にか、死の場面だけが強調されてしまったのです
この次元を言葉や映像で表現するのは極めて困難です
なぜなら、あらゆる言葉や映像は事実を制限してしまい、さらに受け取る側もその情報を
自分の制限の中で解釈してしまうからです
全く知らないものは想像することさえできないのです
ですからそれを知るものの役目は、それを伝えることではなく、それを共に生きることなのです
この場合、共に生きるとは「あなた」と「私」が共に生きるのではなく、
「あなたと私」という一つの命を共に生きるということです
第七の鍵  宇宙意識(タントラ)
上部の世界(レベル五~七)では、お互いの必要性を心から満たしあうことができる「相互依存」の
関係が展開しています
愛、安心、信頼、一体感といった素晴らしい感情が、存在の奥深くに浸透しているのです
疑いや比較や判断は姿を消します
ここに至って『第七の鍵』を使いこなすことができます
その時、性(セックス)だけでなく、多くの行為が自分の存在を確認し祝福する為の行為になります
あなたは瞬間瞬間、自他が溶け合うダイナミックなエネルギーの中にあります
どんな表現も十分ではありませんが、ただ一つ言えることは、そこであなたは愛と喜びに
包まれながら、考えられる限りの最高の生き方を楽しんでいるということです
その時「空間」という最後の幻想が消え去ります
あなたはついに「大いなる一つ」として存在しているのです
さあ、前に進みなさい
多くの人達に出会っていきなさい
この世にはあなた以上の人も、あなた以下の人も一人もいません
すべては<あなた>なのですから
したがって同胞との出会いと交流があなたにできる全てです
一人ひとりと正直に誠実に、真正面から開かれた関係性を作っていきなさい
やがてその関係性の中にあって共通の理解が生まれます
それはその時、その人に必要な理解であり、さらに深く進む推進力です
その中にあって事は自然に展開していきます
そして多くの人達が『鍵』は最初から開いていたことを・・・・・
そもそも心のドアなど存在しなかったことを理解するでしょう
真理はいつも明白です
何一つ隠されることなく、いつも目の前に展開しています
あなた方がわざと気づかない振りをして、幻想のゲームを楽しんでいるだけなのです
ほらごらんなさい
たった今、目の前に広がるこの壮大な神秘を!
以前はごく一部の選ばれた魂だけが「悟り」と一つになることができました
そして今、多くの魂達が目覚めの季節を迎えています
それは連鎖反応のように、次々と大地に花開き、やがては地球全体を覆いつくしていくでしょう
その時、無数に分裂していた意識の破片が、大いなるひとつに統合されていくのです
そんな予感をすでに多くの人達が持ち始めています
やり方は簡単です
この先に進むのは想像よりはるかに簡単なのです
怖れを捨てて自分の「本当の声」を生きて下さい
それを始めたとたん事態は一変します
もうあなたは一人ではありません
同じ理解を生きる仲間達と全ての必要を満たしあうことができます
あなたがありのままでいればいるほど、事はますます楽になっていきます
そして自然にことが起こり出すのです
それは「随(かんながら)神」の道です
すべての自由があなたに与えられています
悟りさえもあなたの選択であり、あなたの自由です
誰もそれを妨げていません
目を醒まして今すぐ夢から覚めるのもよし
今のまま夢を見続けるのもよしです
心配ご無用、
どちらを選んでも、必ず大いなる一つと一体化するのですから
正確には、今までもそして今も、ずっと一体だったことを思い出すだけですが・・・・・
だから大したことではありません
「悟り」をあまり大げさにしないでください
この世にあなた以上の真理はなく、
あなた以上の神秘も存在していません
実のところ全ての人々はすでに悟っています
ただそのことを忘れてしまっただけです
どこを探しているのですか
私は『いま・ここ』です
著阿部敏郎
随(かんながら)神ーーーー意識の扉を開く鍵
発行所 株式会社ナチュラルスピリット・パブリッシング80
阿部敏朗さんのブログ「いまここ塾」