夙川の桜は花びらが散り始め、葉が出てきています。暖かく日照時間がどんどん長くなっているこのごろです。
我が家のアカシヤの木もたくさんの黄色い花が咲いて来ました。
気持ちも活発になりますが、一方で頭はボーっとしてけだるく、頭痛やめまい、なんだかイライラしやすい。
おまけに花粉症で鼻から上が詰まって肩もこりっぱなしで体調がよくない。
このような症状の方が多い時期です。
これから時々、一般的になじみの少ない東洋医学的な生活の知恵、考え方を少しずつブログに書かせていただきたいと思います。
人間は自然の中で生活していて、自然界のさまざまな影響を受けています。
つまり人間は自然の一部であり、自然界でおこっていることが人間の身体の中でもおこっていると考えています。
春は、冬の間じっと寒さに耐えていた動物、土の中で根を伸ばしていた植物が芽を出したり、活動を活発にする季節です。
人間にとっても、陽気が多くなり元気が出てくる季節でもあります。
外の気温もぐんぐん上がって、着ていた洋服も薄くなり動きやすくなっていきます。
ですから春の陽気に従って行動することは身体にもよく、逆に動かないで静かにしていると陽気が身体の上のほうで停滞してしまい、さまざまな症状がでます。
またこのような状態では夏になっても上手に汗をかくことができず、寒暖の差に弱くなったり新陳代謝が低くて冷え性になったりします。
この時期は学校や仕事の面でも変化の大きい時期です。
今の時期は気持ちを大きく持ち、外向きな気持ちでいることがとても大切です。
体も心も伸び伸びさせて、適度に発散させることが大事なんです。
自分の身体の状態は呼吸にあらわれます。
「息」は自分の心と書きます。
知らないうちに緊張してしまった身体を、ゆっくりと自分の好きなお花の香りでも嗅ぐような呼吸をして、浅くなってしまった呼吸を整えてあげましょう。
睡眠や食べ物なども大切ですが、日頃当たり前のように24時間している呼吸の質がよくなるというのはものすごく大きな意味があります。
東洋医学的な少し難しいお話になりましたが、読んでくださっている皆様の毎日が楽しく健やかになればと、記事にしてみました。
今後時々ではありますが、このような記事を増やして行きたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。