よく就活の軸を決めましょう、と言われ、また、面接の場でも、就活の軸は何ですか?と聞かれ、軸軸うるさいよ!と思っている皆さん、僕も思っていました、うっとうしいなと。でも、就活の軸ってめちゃくちゃ大事です。だってそれがはっきりしているだけで、企業の選定も楽になりますし、面接での志望理由の説得力も爆上がりします。そんな軸に関してですが、2つの軸を持ったほうがいいと僕は思います。その2つとは、面接で「話せる軸」と「話せない軸」です!

 

【話せない軸とは?】

話せる軸は簡単。○○な業界で、○○な仕事ができて、将来はさらに○○な仕事ができる、そんな企業がいい!みたいな、いたって普通な就活の軸です。では、話せない軸とは何でしょうか?これ、実は皆さん心の中に無意識のうちに持っていたりして。例えば、給料が高いところがいい、立地がいいところがいい、福利厚生がいい会社がいい、自己成長できる環境がいい、将来が安泰な企業がいい、など、皆さんどうですか?そうなんです、これが実は話せない軸でして、仕事内容にあまり起因しない、生活に起因する軸だと僕は思っています。これって、面接のときに話せないですよね。

面接官:「志望理由は何ですか?」

就活生:「御社の給料や福利厚生がいいからです!年を重ねるほど、キャリアも上がっていき将来の家族のためになるという点で、御社に非常に魅力を感じました!」

バカですよね。こんなこと言ったらお祈りメールは確実でしょう。でも、この話せない軸ってめっちゃ大事なんです。だって人間は仕事のために生きているわけじゃなくて、どちらかというと生きるために仕事をしていますよね。生きるためには、御社の給料の良さや、福利厚生が必要なんだよ!実際それが本音です。正直、面接の場でその本音を一言も話せずに仕事のことしか話してはいけない風潮はナンセンスだと思っております。まぁ、そんなことをとやかく言っても何の解決にもなりませんので、この辺にしときます。

 

 

とにかく、就活というものは、仕事だけではないということを意識してほしいです。企業を決めるというより、あなたの今後の人生の航路を少し決めるという意識でいてください。話せる軸と話せない軸があると、業界や企業の選定がもっと楽になると思います!