就活の選考には、面接や書類選考などがありますが、その中でも選考初期に行われる選考手法としてグループディスカッションがあります。(通称:グルディス)僕はこのグルディスが非常に苦手でした。なんか、うまく発言できない、積極的になれないと悩んでいました。そして、僕はそのグルディスを克服できました…!ではなく、克服できなかったのです、というよりもむしろ克服しようとしなかったのです。本来の自分で行こうと開き直っていました。でも、それでも僕はいいと思っています。

 

【司会者が評価されるという幻想】

ある時、グルディスについて、なぜそのような選考方式を行うのだろう?と考えました。そして考えた結果が「話し合いの中で、その人がどのような人か見抜くために、その人が企業の性格に合っているかを見るために行っている」というものです。え…、と、なると、これって選考基準は企業によって大きく異なるよね?と悟ったのです。司会をする人、よく話を聞く人、話の脱線を防ぐ調整役の人、それぞれ評価される企業もあれば、評価されない企業もある、このように考えました。以前までは、司会をして、積極的な発言をして、タイムキーパーをして、など能動的にかかわってこそ評価されると思っていました(能動的に動くに越したことはありませんが…)。であれば、司会をして、目立とうとするのではなく、自分の持ち味をいかんなく発揮することが大切じゃないかと、開き直ることができました。

 

【自分の持ち味は?】

では、人と話すとき、大勢で話し合うときの自分の持ち味は何だろうと考えました。そういえば、傾聴力や、話をまとめる能力、は人以上に持ち味だなぁと思いました。よし、じゃあ、積極的な発言よりも会議が脱線しないような能力を最大限発揮しようと思いました。これまでは意見を頑張ってひねり出して発言をしようとしたりして、グルディスに対しての苦手意識が強かったですが、自分の長所を意識してからは自然な姿で意識せずに選考に挑むことができました。

 

 

グルディスに対して苦手意識を持っている人は、適した姿を演じようとしていませんか?それも一つの戦法で、結果受かれば万々歳です。ただ、もっと自分の持ち味を信じて、リラックスして選考に臨んでみてもいいのかなと思います。人事担当者は演じている人よりも、まっすぐなその人のほうが評価はしやすいですし、ちょっと不器用だけど根はよさそうだな、と思ってくれるのではないでしょうか。不安になるのは、自分に自信がないからということですので、気楽に自分をもっと信用してみてください!