突然ですが。

今日は息子について、お話したいと思います。


息子は、現在19歳。

来年成人式を迎えます。


去年の春、志望大学になんとか入学し、晴れて大学生になりました。

が・・・ガーン


去年の秋ごろから、精神的にまいってしまって。

心療内科に連れて行くと、『発達障害』と診断されました。


発達障害。ADHDです。

いまや社会にずいぶん認知されてきた障害。


息子は、小・中・高と特に学校から指摘される事はありませんでした。


今思えば

提出物が期限通りに出せなかったり、

受験勉強しないといけない場面で出来なかったり。


親が注意して、でも出来てなくてまた注意して、の繰り返し。

でも、思春期だし受験から逃げたい気持ちもあるよねってそう考えて向き合ってきました。


大学生になると、自分で考えて行動しなければいけない事が格段に増えます。


息子曰く、「大学に入ってから出来ない自分を責め続けた」そうで。

その結果、鬱症状が出るようになり、しまいには通学中に「電車に飛び込もうか」と考えてしまうような事態になってしまいました。


去年秋ごろに初めてそう打ち明けられ、それまでしんどかった息子の気持ちに気づいてあげられなかった自分を責め、自分の子供が「死にたい」という気持ちを持った事にショックが大き過ぎて少しパニックにもなりました。


すぐに心療内科を予約し、受診。

問診票にあるたくさんの質問に答え、先生との診察の結果、先生からは


「よく今までやってこれたね。頑張ってたね」


と。

『ADHD 注意欠如・多動症』と言われた時、昔からの息子の行動に妙に合点がいきました。

そして、発達障害の人は皆んなと同じように出来ない事に悩み、自分を責め、鬱のような2次障害を引き起こす事が多い事も知りました。


発達障害って、もっと小さい頃にわかるものかなと何となく思っていたのですが、グレーゾーンという言葉もあるように、微妙なラインを行ったり来たりしている人も少なく無いようで。


息子は、大学に通ううちに教科書の文字が読めないというか、文字化けするように見える事もあったそうで、病院の先生曰く大学での情報が莫大になり、それを脳で処理しきれなくなるとそういった症状が出ることもあり得ると。


そうなんだ・・・

高校までは、息子が困っても先生方や友人などの周りの人のフォローがあって何とかなってたんだ、と。

診察中、ぼんやりそんな事を考えていました。


とにかく、鬱症状が良くなるのが一番と思い、大学に無理に行かせる事をやめ、結果留年し、現在は休学中です。


今は鬱症状は改善してきていて、アルバイトも出来ているし、先生に勧められて心理士さんのカウンセリングを受けながら、生活してます。


大学には診断書を提出し、もし復学した時には適切なサポートを受けられるように手続きもしました。

今は様々な障害を持つ方が安心して学生生活が送れるよう、大学でもサポート体制が義務付けられているそうです。


もっと早くに気づいてあげられていたら。早く気づいて診断を受けていたら。

もう少し息子も楽に暮らせていたかも。


何度も考えてしまい、「ごめんね」言いそうになりましたが。

それを言うと何となく息子は嫌がりそうなので、全力でサポートしようと心に決め、自分なりに勉強しているところです。


今は息子が笑って生きてくれている事にただただ感謝の日々です照れ