またまたやってきました、研究熱心なご主人がワンオペで頑張ってる伍陣さん。このご主人、らーめん寺子屋出身で推定60代後半の渋い方。

 店頭にベタベタ貼られたポップに、「ここでしか食べられない‼︎」と書かれてあれば、食うっきゃないでしよ、高根台生姜らーめんをポチッとな。

 着丼風景は、様々なキャストが詰め込まれたゴージャスな逸品といったところ。デフォで味玉半分付いているのもグー❗️


 今回の白眉は、着丼を待ってる間に気づいたBGMのシャレオツ感。ん〜、ジャズピアノかぁ、いいぞこれ❣️とリズムに乗りながら聞いていると、馴染みのあるメロディにアッとなった。コレ、枯葉だよね、え〜っと奏者はえっと、ビル・エヴァンズだ❗️

「ですよね?」とご主人に尋ねると「あぁ〜」とだけの返事。あちゃ〜、喰えないオヤジさんだなぁ。でも、その無骨さもまた職人としての魅力と感じるから不思議だ。

 さて、肝心のラーメン。「喰えない主人」がつくる「食える」奴だった。以前も載ってた荏胡麻の葉もシャレオツ感を増している。

 麺を平らげた後のスープ、プカプカ浮いてるの分かります?コレ、「コレステロールゼロ」と謳ってる天かすなんですよ。そんなことあるぅ〜⁇と心の中で叫びながらの、レンゲ上下運動に身を任せた。

コレステロールが怖くてラーメンが食えるかぁ‼️

と、ちゃぶ台を返しながら(心の中でね)・・・

 完食完飲となりました。

 去り際に「葉物野菜が高騰してるって言うから、¥850じゃ大変でしょ」とご主人に言うと、「じゃっ、値上げしちゃおうかなぁ⁉️」と、大袈裟なジェスチャー付きで返してくれた。

 やっぱり喰えないご主人でした。

 ご馳走さまでした❣️