らーめん寺子屋出身のご主人による伍陣さん。前回は「新メニュー開発のため」の表示一枚の、臨休に蹴飛ばされたお店にリベンジしてきました。ネット上の情報どおり、店頭はメニュー紹介の張り紙で埋め尽くされていた💦 ンガッしかし‼️ 入り口手前のポップで「当店おすすめ」と書かれては、ポチッとしないわけにはいかない「アゴ出汁ラーメン」。

 ややあって提供された丼風景は、色々と載せられたゴージャスな印象。でも、ちょっと待てよ。ウ〜ム、ブロッコリー?レタス?謎に大きな…え〜っと紫蘇の葉?? いやいや大き過ぎるだろ。何だコレ?

と、某TV番組のナレーションよろしく、不思議がって箸が止まっているところに、ご主人さんから「それはね、荏胡麻の葉ね。クセはあるけど、よろしかったらどうぞ食べてみて」との説明があった。

 そこで、一口アグッと食してみると、あ〜なんだろこの、初めてD r.Pepperを飲んだ時のような不思議体験❗️でも、落ち着いて息を鼻からフ〜ッと吐き出して味わってみると、あっ! 美味しい‼️と、一呼吸遅れて旨みを感じた次第。いや、コレは新鮮な味覚体験だ‼︎ 初手は、完全にご主人さんに一本取られての試合開始となった💦




 続けてご主人さんからのレクチャーがあった。

「コショウはかけないでくださいね、薄味のスープが負けちゃうから」とのこと。スープを啜ってみると、確かに塩味は抑えられてはいるものの、焼きアゴの香りがその分引き立っていた。私、よく貝出汁の時に使う表現で、「喉の奥で感じる良い意味のエグみ」って言葉をここでも使いたくなった。な〜るほど、今まで掴み損ねていたアゴ出汁って、こういうことなのかも…って思わせていただきました🎵

 なんかラーメン食いとしての成長を感じた一杯となりました❣️(記事終わってる?)

 ここまでの記事の表現だと、研究熱心な職人気質なご主人さんのイメージが先行してますが、いえいえ。店頭のポップの、尋常でない張りっぷりを思い出してみてください。このご主人、かなりのお笑いセンスをお持ちなんです❣️ 退店直前に目に入った、厨房背面に貼られたこのポップ‼︎ 豚とレモンのラーメンを評して「トンレモない?美味」な〜んて書いちゃうんですよ。最後の最後にブブブッと笑わせてもらいました。

 当然の完食完飲でのフィニッシュなんですけど、この器、不思議じゃありません???

 単なるオーバル丼って片付けられない、微妙に歪んだ芸術性を感じる焼き物なんですよ。去り際に「この器は…」と聞こうとしたら、ご主人さん即座に「あっコレは何でもない、そこらで買ってきたものです」と答えられた。

 ますますミステリアス感が深まって、近いうちの再訪が必至だなと決意しての退店となりました💦


 あ〜不思議⁉️