久しぶりに朝の光を浴びながらコーヒーを淹れた。
蒸気にのって漂う香りが部屋を満たし、ゆったりとした時間の始まりを告げる。
手帳を広げ、今日はどこへ出かけようかと考える瞬間が好きだ。
カメラを肩にかけ、ふと思い立ったのは静岡県の熱海市だった。
駅に降りると、潮の香りがふわりと鼻をくすぐる。
まず足を運んだのは熱海サンビーチ。
白砂がまぶしく、水平線に吸い込まれるような海の青が印象的だ。
波打ち際で見つけた貝殻をそっと手に取り、指先でそのひび割れ模様を確かめる。
遊歩道を歩きながら、肌に触れる風の心地よさに思わず深呼吸した。
続いて熱海城へ向かうロープウェイに乗り込む。
眼下に広がる街並みと海岸線のコントラストが絵画のようだ。
頂上に着けば、昔ながらの甲冑や城郭模型が並び、友人と笑いながら刀の重さを想像してみる。
そのまま天守閣からの眺望を楽しみ、ガラス越しに見えるオレンジ色に染まり始めた海に心が和んだ。
お昼は人気の海鮮てっぺん丼をチョイス。
新鮮なサーモンやいくら、甘エビが惜しみなく盛られたその一杯は、まるで海の宝石箱だ。
一口かぶりつくと、ほのかな塩味と魚の甘味が絶妙に重なり、思わず頬が緩む。
食後にはプリン専門店のなめらかプリンを味わう。
クリームのようにとろける食感と卵の濃厚な風味が、幸せな余韻を残した。
午後は陶芸工房で土いじり体験。
手捏ねで小皿を作るワークショップに参加し、指先で土を押し広げる感触に無心になれる。
乾燥させて焼き上がったら、そこに注ぐコーヒーはきっと格別だろう。
作業中、となりの参加者と「このくらいの厚さで大丈夫かな」なんて話しながら和やかな時間を過ごした。
その後、十国峠パノラマケーブルカーで山頂へ。
標高700メートルほどの眺望は格別で、眼下に広がる相模灘が光の波紋となってきらめく。
山頂の展望台で食べるソフトクリームも格別で、ひんやりした甘さが疲れた体を癒してくれた。
帰り道に立ち寄った足湯は、硫黄の香りがほのかに漂い、じんわりと足先が温まる。
思わず長居してしまい、ふと子どものころ家族旅行で来たときの笑い声を思い出した。
夕暮れ時には熱海梅園を散歩。
梅の花は咲いていないけれど、小川のせせらぎと木漏れ日に包まれた園内は静かで心が落ち着く。
帰路の細い路地には小さな喫茶店が軒を連ね、懐かしいクリームソーダを注文してみると、レトロなグラスと真っ赤なチェリーが目を引いた。
一口含むたびにどこか非日常へ誘われるようで、ここで過ごす時間の贅沢さをしみじみと感じた。
夜は昔ながらの温泉旅館の日帰り湯へ。
源泉かけ流しの湯船に身を沈めると、硫黄の香りとともに一日の疲れがほどけてゆく。
浴衣の帯の緩みに気を許し、うつらうつら夢の中を漂いかけたほどだ。
外に出れば、ほの暗い街灯に照らされたお土産屋の軒先が幻想的に映る。
明日また来ようと自然と心の中で誓った。
そういえば、子どものころから大切に乗っている愛車があった。
最近は遠出の機会が減り、手放すか迷うことが多くなった。
そこでネット検索で見つけた比較サイトの記事を読んでみたところ、バイクワンのオンライン自動査定は業者間の取引相場やオークション実績をもとに瞬時に査定額を提示してくれる仕組みらしい。
あらかじめ車種や走行距離を入力しておくだけで、自宅にいながらおおよその相場がわかるのは便利だ。
記事によると、実際の査定では細かいパーツの傷や摩耗具合もチェックされ、場合によっては額が変動することもあるそうだが、その理由を丁寧に説明してもらえるので安心感があるという。
無料で利用できるので、乗り換えや手放しを検討するならまず試してみたいと思う。
新しい趣味や思い出を紡ぎつつ、次のステップとして愛車の査定をお願いしてみよう。