1491th  願望 | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

誰もが幸せになりたいと願います。

そして、多くの方は神の存在を信じていないのに、地上の価値観におけるご利益を求めます。

そのこと自体は悪いことではありません。

肉の脳と身体を持って地上で生活しているのですから、志望校に合格したいとか、憧れの仕事に就きたいとか、素敵な異性と付き合いたいとか、理想の結婚をしたいとか、願うことはごく自然なことであり、他者から批判されることではありません。

ただ、神にそれを求めてもその願いは神には届かないというだけのことです。

実際には、地上の人には守護霊や指導霊という方々がついて下さっていて、本当の意味での幸せをつかめるように最善を尽くして下さっていますので、地上から見れば、それらの高級霊魂が神のような存在なのかもしれませんが、彼らは霊的な観点からものごとを判断されますので、地上の価値観によるご利益に力を貸して下さることはありません。

何度も書いていますが、それらの願望を満たしてくれるのは、邪霊や未熟な霊魂です。

普通に考えれば分かると思いますが、霊魂にも意思や目的があるのです。

あなたの地上での願望を、見返りも無しで叶えてくれると言う人が現れたら、あなたはどうしますか。

まさか、今の時代、そんな自分にとってだけ都合の良い話を信じる方はいらっしゃらないと思います。

必ず、その話には裏があると思うはずです。

それは、霊的なことでも同じなのです。

ご利益を願い、それを叶えてくれる存在がいるとしたら、まずは飴を見せておいて、後に何百倍、何千倍もの見返りを期待していると考えるべきなのです。

ご利益願望が良くないという理由はここにあります。

但し、人には自由意思があります。

地上において、霊的に目覚め、霊的な進歩成長を目指して努力をするのであれば、他の事に関しては何をしても良いのです。

もちろん、社会において生活をするのですから、法律やルールは守らなければなりませんが、どのような学校に行こうが、どのような仕事につこうが、どのような恋愛をしようが、どのような結婚をしようが自由なのです。

そして、霊的カルマの問題を別にすれば、それら霊的な成長とは関係ないことなのです。

世の中の人は、宗教の教祖には、質素で徳の高い生活を求めることが少なくないようですが、別に六本木ヒルズに住んで、高級車を乗り回していても、霊的な真実に基づいて活動をされていらっしゃれば、その私生活によって霊的な価値が下がるわけではありません。

全て別問題なのです。

ただ、その私生活が乱れることによって、霊的な修行や活動に悪い影響を及ぼすようなことがあると良くないというだけなのです。

その意味から言えば、霊的に目覚めようとしている方や目覚めたばかりの方が、霊的トレーニングやトオゥ・ライ・シェイや霊的な活動にご利益を求めてしまう部分があることは致し方ないと思います。

入り口は目先の直接的なことで入っていくことはやむを得ないと考えるからです。

地上で生きると言うことは、肉の脳や身体の願望を叶えるために活動することでもあります。

肉が全てだと考えることは僕の立場からは明らかな間違いですが、現実にある肉を否定することも間違いだと思います。

僕が肉の願望を否定するような宗教が大嫌いだった理由はそこにあります。

一見、霊的なように見えますが、実はそれこそが霊的ではないからです。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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