豊臣秀吉が次に天下を獲るのではないかと最も恐れた男が黒田官兵衛孝高(よしたか)です。
今年の大河ドラマとして既に放送が始まっています。
彼が生まれたのは戦国時代のまっ最中で、戦国時代の終焉ととものにその生涯を終えます。
関が原の合戦が彼の読みどおり長引けば、徳川家康に対抗して、天下を獲るチャンスがあったかも知れません。
今後、大河ドラマで描かれる世界は戦国時代そのものです。
ドラマや映画では武士ばかりが登場しますが、地上に生まれた人のほとんどは武士ではありませんでした。
しかし、戦国時代であったために、領主の命令やお金のために戦争に駆り出されていた方は非常に多くいらっしゃってでしょう。
僕の過去世にもこの時代に戦争に駆り出された時があったようです。
この時代は、名前が有名でなければ、人が戦争で死んでも親族以外にとっては日常茶飯事の出来事でしかなかったのかも知れません。
だからといって、その方の人生にとってその方は脇役ではありません。
主人公だったのです。
そこで経験した苦しみや悲しみや無念や憎悪はどのようなものに変化していったのでしょうか。
確かにそのようなことが当たり前であった時代だったのでしょうが、人々の苦悩には変わりはありません。
重い霊的カルマとなってしまった方も多いと思います。
現代人は、テレビや映画を見て、そんな時代と今では比べものにならないほど幸せだと言います。
実際に、裕福という意味では今の方がはるかに良いでしょう。
ところが、苦悩というものはむしろ重くなっているような気がします。
苦悩の要因があまりにも多く複雑だからです。
そして、戦争に駆り出されて殺されるよりも重い霊的カルマを背負い込む可能性が高いからです。
人が霊的生命体であることを否定し、霊的な進歩成長を拒絶する時、その結果は必ず自分自身で受け止めるしかないのです。
地上で生きる以上、地上の価値観を無視して生きていくことは出来ません。
しかし、それだけに振り回されると死後も苦悩から解放されることはないでしょう。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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