人という霊的生命体の本来の住処は幽質界であり、死後、あの世に旅立つ時にはその幽体の状態がどうかで、行き先が自然に決まってしまうということは、もう何百回も書いています。
そして、今のご時勢ではいつ災害や事故に巻き込まれるのか予想もつかないのですから、早急に幽体を健全化しておく必要があります、ということも何百回と書いています。
そのために必要なのは鎮魂法初伝を日々行じることですが、それを教わることはすぐ出来ないため、とりあえず基礎行でご自身の守護霊や指導霊ときちんと交流して、霊査によって必要があるとなれば霊的治療の施術を受けて、合宿に参加出来るチャンスを待って下さいということも何百回と書いています。
このように申し上げると鎮魂法初伝を3年、5年、或いは10年と毎日行じていれば、逆に絶対に安心という風に考える方がおられるかも知れません。
ところが、絶対に安心ということは無いようです。
例えば、禊法や鎮魂法を初伝、次伝、中伝、あるいは奥伝と進んでいって、幽体が普通の人とは比べられないほど成長して、強く美しいオーラを出していらっしゃる方がおられるとします。
その方の幽体は、もはや達人のレベルに達しているとすると、もう邪霊や未熟な霊魂から眩しすぎて見ることは出来ません。
ちょっかいをかけようものなら、逆に返り討ちにあって全く動けなくなります。
霊魂に死はありませんから、動けなくされたら百年でも千年でも動けなくなります。このような死より怖い仕打ちを受けるために近づく馬鹿な霊魂はいないのです。
ところが、その方が自惚れてしまって、師から離れたとします。
自分が最高だと思ってしまっておられますので、守護霊や指導霊からのメッセージを受け取るようなことされません。
守護霊や指導霊と離れてしまえば、鎮魂法初伝はただの動作です。
物質的にも霊的にも何の意味も無いものになってしまいます。
その状態で、私こそメシアだとばかりに、見えもしないのに、邪霊退治でも始めたら大変なことになります。
今の地上の状況では、念や低い幽気などで、一度かなりの段階まで成長しておられても、だんだんと幽体の力が落ちていきます。
そして、何かの調子で、どこかに損傷を受けたり、低い幽気を吸い込んだりしたら、ここぞとばかりに邪霊につけ込まれます。
とにかく、彼らは高等テクニックを持っていますので、「あなたこそがキリストの生まれ変わりです。あなた以外に人類を救える方はおられません。神の子として、世界中の人々を助けてあげて下さい。」と囁かれ続け、いつしか自称神の使いの邪霊のペースに引きこまれます。
はい。おしまい。
既に、うぬぼれで凝り固まった表面意識は、神の子、キリストの生まれ変わりとして生きていくことを決め、あとは邪霊との永遠なる二人三脚が続いていきます。
さて、本日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、わかりやすい霊魂学 、霊を知るために 、霊魂イエス 、ムーの大神人 、弁慶と弟子 などをご覧になって頂ければと存じます。
ここまでのことは今までも何回も書いていますが、昨日、霊の禊（神伝禊法奥伝）を行じている時にあることに気がつきました。
当たり前の話なのですが、今更ながら気がついたのです。
霊的トレーニング には動作があります。
その動作によって、指導霊は、今からどんな修行をしようとしているのか、何をして欲しいのかを知るわけですが、その時指導霊が見ているのは幽体のオーラです。
指導霊は上級幽界の存在ですから、彼らから見やすくなるほど幽体が成長し、てそれに相応しいオーラを出していなければならないことになります。
水の禊（神伝禊法初伝）や神伝鎮魂法初伝は、幽質界の指導霊だけでも指導が出来ると聞いています。
次伝になると、例えば鎮魂法次伝は、霊体の成長を促すものですから、霊質界におられる上級霊魂の指導がなければ行じることは出来ません。
霊の禊は、神霊が指導をして下さって、霊質界の上級霊魂を媒体にして行なわれるものですが、よく考えれば、関与者はどんどん下に行くにつれ多くなることが分かります。
霊の禊を僕が行なっている時に、まず何を始めるのか、何をして欲しいのかを神霊がご存知でなければなりません。
神霊が力を降ろして下さるにしても、神体が成長しているわけではないので、直接的には無理です。
そこで、僕の肉体の動きに合わせて、幽体のオーラが動くので、それを見て、指導霊が更に上の霊魂、また更に上の霊魂とそれを伝えていって最終的に神霊が反応して下さっているはずです。
結局、どんなに修行が進もうとも、霊的修行者と直接やり取りをしているのは、守護霊や指導霊の方々なのです。
従って、いつまでも幽体は出来る限り良い状態に保っていることが必要なのです。
うぬぼれなくても油断すればやられる時はやられます。
肉と接着している以上、地上では幽体の成長には限界があるようです。
キリストですら、地上におられると幽体を最高のレベルまで成長させることは出来ないようです。
肉と離れてしまうからです。
肉と幽が完全に離れることを霊魂学的には死と言います。
地上の人間にとって、幽体とはかくも重要でかくもデリケートなものなのです。
やっぱり幽体、結局幽体。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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