輪廻転生 その2 | 霊眼通信

輪廻転生 その2

前述に続き、ここでは幾つかの参考事例を挙げてお話を進めたいと思います。
前述②と③の退行催眠ですが、ここで事例を挙げてみましょう。


霊眼通信 (花火に集まる御霊達)


そもそも退行催眠や前世療法と言うのは、アメリカフロリダの精神科医、ブライアン・ワイスに始まります。
当時、ブライアン・ワイスの著書、「前世療法」はアメリカでベストセラーとなりました。
事の始まりは、1982年、ブライアン・ワイスは精神障害で患者として来た、キャサリンという女性に催眠療法を施すのですが、その際うっかりミス的に「あなたの病の原因となった時まで、さかのぼって下さい」と言う指示を出してしまいます。
するとキャサリンは、4000年も前の中近東辺りの過去世まで戻って、話を始めたのです。
その話は至って鮮明で、ブライアン・ワイスも過去の記憶として考えたのでした。
また後日行った退行催眠では、1800年頃のスペインで、売春婦だった事を言い出します。
こうして、その後もキャサリンは1984年までの2年間に、12の過去世を思いだし、しかも病も回復すると言う事になるのですが、実際、退行催眠によって思い出した過去世は実にリアルで、時・場所・名前・状況など鮮明に記されたのでした。


さて、上記は簡略化した概要ですが、こうした事で自身の過去世が判るのであれば、誰しもやってみたいと思うのは当然かも知れません。

当時ベストセラーになった理由が何となく分かる気がします。
しかもブライアン・ワイスは3000以上もの症例を挙げ、退行催眠により原因となる事象(カルマ)を精算し、癒やしを与えた訳です。
ですが過去世があると言う事は、当然輪廻転生していると言う事になる訳ですから、中には「自分は過去、偉い○○だった!」などと言う話が出て来ても不思議ではありません。
しかし、そこにはブライアン・ワイスも知り得なかった、大きな落とし穴がありました。
後ほど述べたいと思います。


ところで、ソウルメイトについてはどうでしょう。
ソウルメイト、即ち過去世における近しい魂の人々との関係で、来世においても親密な関係に成りうると言う事になります。
あえて「近しい魂の人々」と言う表現をいたしましたが、これは過去において何らかの近い関係があり、その関係は輪廻しても再び近い関係になると言うものです。
当然この事は、魂の輪廻転生が前提となっていますので、もしも魂の輪廻転生は無いと言う事になりますと、ソウルメイトと言う考え自体があり得ない事になります。
はたして、過去に密接に関係してきた何人かの人々が、来世でも親密な関係になり、それらがソウルメイトとして輪廻転生を繰り返すのでしょうか。


答えは後述いたします。


・・・・・・・続く