自らの身は顧みず
久しぶりに日本の事を論じてみようと思います。
実は、自分は民族派右翼団体の日本でもトップの方何人かと交流があった。・・って過去形で言ってよいのかわからないけど。
でも、討論会みたいな場に招待されたりする中で、いわゆる内ゲバ的な各自の言い分を聞いているとなんだか虚しくなることが多く、そのような場や人間関係が少し薄れてきているのは確かだと思う。
でも、最近少し興味があったのは、前航空幕僚長であり、自分の論文が国会答弁にもなり更迭された、
田母神 俊雄氏 です。今回のタイトルは氏の著作のタイトルです。
自分は、テレビをほとんど見ないようにしています。いろんな影響を受けたくないし、田母神氏のニュースが目に入った時も、「司会やコメンテーターがどうせくだらない事言ってんだろうな。」って思って消した記憶位でした。
しかしその後、何らかの世論調査の結果が田母神氏擁護の意見の方が多いという話を聞いて、「日本も少しだけど変わってきたのかなあ。」なーんて安易ですけど思ったのです。
(本の中でヤフーとライブドアの世論調査結果が出ていましたが、やはり田母神氏問題なしとの意見がヤフーで59%、ライブドアではそれ以上だったらしい)
そこで、著作を読んでみようと思い、読んでみました。読んだ後の感想・・・田母神氏に会いたくなりました。
自分は仕事上、在日朝鮮人・在日韓国人との付き合いがとても多い。だから、いろんな席で日本の批判が出たりもする。そんな中で日本人として主張するべきところは主張し、韓国・北朝鮮に対して批判も平気でしてきた。皆さん年齢も上の方ばかりでもです。
それが、どんな結果になったかと言えば、自分で言うのも何ですけど「概ね気に入られてる」って思っています。
中には俺の事を「本当にいい男」って言ってくれる方もいます。
ところが、日本の政治家の皆さんはどうでしょうか?考えてここに書くのも溜息が出るような有様です。
政治に興味がどんどんなくなる。あほくさくて。
そんな中、田母神氏の本を読んで、「自分も常にそうありたい。」と思える人柄・信念が伝わりました。
「サムライ」ですね。主張の内容も共感出来るけど、そんな事よりこういう男がいた事が率直に嬉しいって思った。
年を重ねていけば、男は女と違う意味で「現実主義」になるって思う。理想じゃ駄目だよっ、嫌いな奴、納得出来ない事でも頭さげなって。少なくとも政治家に国を思って信念を貫ける人間がどれだけいるのか?立場を守るためでしょ?でも、後援会も利権がらみで政治家に信念を求めてもないんやろし。
そして、どんどんそれに慣れていく。そして当たり前になって何も感じなくなる。自分たちの世界でも油断していたら似たような事は沢山ある。
自分より23年も多く生きて、航空自衛隊のトップにまでなり、いろんな経験をされ、いろんな柵、家族、同僚達、自分のキャリア・・そんなものがあっても信念を貫き通す。自分がその年齢の時にそんな信念を持てるか・・・?
その前に今持てているのか・・う~ん。
本当に会ってみたい・・・。そんな風に思うことってあまりないんだけどな。