前回までのはなし

『半年間育休を取る!』と言ってくれた旦那さん。

そんなに取ってくれるの?長過ぎない?

私のこと心配しすぎちゃう?思ったけれど、

旦那さんの判断は正しかった、と知ることになるのでした。



 

家に帰ったら・・

家に帰ったら何もできなくなった

緊張の糸がほどけたのか、何もできなくなった

本当に限界までいって、もう自分が戻らなくなっちゃったんだ

 

 

ご飯作り

洗濯

子どもの幼稚園準備


全ての家事

全ての育児

ができない

 

 

子どもといる時間が辛いと感じる

旦那さんがいたら良いけど、

自分と子どもたちだけになると、

不安な気持ちになった、

手に負えないような気持ちになった



自分に真っ直ぐに向かってくる子どもの愛が
プレッシャーに感じた。4人と真剣に向き合って、

素晴らしい子に育てないといけない、

というようなプレッシャー。

 

こんなことになるまでは、

毎日子どもたちが昼過ぎに帰ってきたら、

お絵描きをして、工作をして、

お風呂4人入れて、ご飯4人食べさせて、

歯磨きして、絵本読んで、寝かせていた。

スーパーママだ。

 

でも今は、子どもたちがわぁーっとくると、

正直手に負えない。私の体に乗らないように、

お腹を守っている。気持ち的には、

ライオンが牙を剥いて、自分の子どもを守るような気持ち。

 


 

赤ちゃんを産んで落ち着いた今なら、わかる。

それは、『全部完璧にしないと』という

自らを責め続ける自分自身の言葉。

でも、その時は気づかなかった。

 

 

そんな日々が続いた日、

旦那さんがどこかに相談しようと言った。

旦那さんが調べて、まずは地域の保健師に

相談すると良いと言った

 

 

調べてくれたんだね、ありがとうえーん

 

しかし自分で連絡する気にもならず、

と言うか今のよくわからない感情や状態を

どのように伝えてよいかも分からず、

というような気持ちだった

 

 

そこで旦那さんは行動に

 

 

地域の保健師さんに連絡、

家に来てくれる手筈を取った。

困った時にはいつも頼りになる。

 

 

そして保健師さんが来てくれた。

ただこの時はあまり話せなかった

 

初めてこの状況を人に話すので、

恥ずかしいような気持ちになった。

こういう症状は、気持ちが弱いからなるって思ってたから。

今思えばそんなわけないじゃんって思うんだけど。

誰でもなるってわかるんだけど。

 

なので7割は隣に座っていた旦那さんが

保健師さんと話していた。

いつもめっちゃ喋る自分が喋らず、

旦那さんが喋っていると、

『私の旦那さん、めっちゃよく喋るな』と思っていた 笑

いつもは私が喋り過ぎていたのかもしれない 笑

 

 

でも、その保健師さんが帰り際、

旦那さんがいないところで私に声をかけた。

『自分を傷付けたいとか、

そんなふうに思うことはないですか?

大丈夫ですか?』

 

心配が伝わってきてポロッと涙が出た。

『そこまでは大丈夫です』と答えた。


 

そう思うと、私が家を出ていて帰ってきた日、

旦那さんは無事で帰ってきてくれて良かったと

何度も言っていた

こんな気持ちだったんだろうか

 

 

私はそんなことはないと思うけど、

それでも本当に追い詰められて、

1番大事な人にも辛さをわかってもらえず、

理解してもらえず、

逆に責められたりしたら、
本当に悲しいと思う

 

どうにかなっちゃう気も少しわかる

そう思った