いよいよ明日から学年末考査。
(一部、きょうから始まっている中学校もありますが)

1年の集大成です。

連日のオンライン自習の様子を見ていても、
「随分、頑張れるようになったな」と感じる子が増えました。

机に向かう時間。
最後までやり切ろうとする姿勢。
以前なら途中で止まっていたところを、
もう一歩踏み出せるようになっている。

持って生まれた才能。
育った家庭環境。
もちろん、そういった要素が影響しないとは言いません。

でも、だからこそ。

本人の努力次第で伸ばせる力を、
きちんと育てたい。

ぼくはそれを「勉強体力」と呼んでいます。

100%だれでもとは言いません。
でも、言われたことをコツコツ続けてきた子は、
確実に身につけてきました。

この学年末テストは、
その力がどれくらい育ったかを確かめる
ひとつのチェックポイント。

結果は出るに越したことはありません。

けれど、ぼくが本当に見ているのは“過程”です。

ここまでどう積み重ねてきたか。
逃げずに向き合ってきたか。
最後までやり切ろうとしているか。

完成形は、大人になってから。

でも、大人になってから始めるには、
時間が足りなさすぎる。

いま、この時期に培ったこと。
いま、身につけた努力の感覚。

それが、大人になった彼らの
“努力の基礎体力”になります。

もう声が届いている子たちも、
まだこれから届く子たちも。

この時期にしっかりと力を授けて、
自信を持って巣立たせたい。

そんなことを思いながら、
きょうも教室にいます。

明日はテスト。
でも、本当の勝負は“これまで”にある。
あとは、自分を信じて。

 

 

 

かまたメガネ

 

 

 

 

 

 

 

 

小学校のころ、
ぼくは毎回の懇談で
「落ち着きがない」
と言われ続けてきました。

たしかに、アタマの中ではいつもいろんなことを考えていて、
それを一つ一つ確かめたくて、
ちょろちょろ動き回っていた子だったと思います。

じっとしているのは、本当に苦手でした。

そして大人になった今。

今度は、ひとりでいると
「ボーっとしてる」
と思われることがあります。

でも、実際は違います。

頭はフル回転。
気になることだらけ。
見ているものにすぐ「???」が浮かぶ。

老いて、動きは落ち着きましたが、
頭の中は、相変わらず落ち着きのない子どものままです。

小中学生にも、
ぼくと似たような子をよく見かけます。

「落ち着きがない」と心配される子。
「いつもボーっとしてる」と言われる子。

でも、ぼくから見ると、
どこが?と思うことも多い。

その子の頭の中は、きっと動いている。

ココロの中も、アタマの中も、
他人には見えません。

だから、決めつけないでほしい。

ぼくは、とにかくその子を観察するようにしています。

いま、何を考えているんだろう。
何に引っかかっているんだろう。

分かることもあれば、分からないこともある。
でも、見方を変えることはできる。

ぼくの家族は、
先生の「落ち着きがない」というジャッジを
茶化して、笑い飛ばしてくれていました。

そのおかげで、
ぼくは自分を否定せずに大きくなれた。

ずっと落ち着かないまま大人にしてもらえたことを、
ぼくは本当に感謝しています。

 

 

 

かまたメガネ

 

今日はネコの日。

ネコの写真を上げながら、
相変わらずぼくはイヌ派です。

小さなころから、家にはずっと犬がいました。
だから、自分は完全にイヌ派。

でも――

コロナ禍のころ、
ぼくは毎日、ネコの動画ばかり見ていました。

理由は、いま思えば単純で。
ただ、心を落ち着かせたかったのだと思います。

あのころ、
自分たちの仕事は「不要不急」と言われました。

仕方のない状況だったと頭では分かっていても、
正直、ものすごく傷ついた。

自分がやってきたことは、
社会にとって本当に必要じゃなかったのか。

そんな問いが、ずっと胸の奥に残りました。

ネコの日になると、
なぜかあの頃を思い出します。

ネコが特別好きになったわけではないけれど、
あの時間に救われたのも、たしかです。

イヌ派のままだけれど、
ネコの日は、少しだけ特別です。

 

 

 

 

かまたメガネ


きのうのオンライン自習は、なんと1時まで。

……といっても、これは推奨していません。
良い子は真似しないでください(笑)

うちは通常、0時で終了です。
「おつかれさま」とアナウンスをすると、
そこでほとんどの子が抜けます。

でも実はその裏で、
“誰が最後まで残るか”という、
静かなバトルが始まるのです。

そんな中、ひとりの生徒からDMが届きました。

「明日学校休みだし、塾の授業も午後からだから、
先に抜けた子たちに自慢したいんで、
1時までやらせてもらえませんか?」

こんな言い方されたら、
そりゃあ「いいよ」って言いますよね(笑)

もちろん、毎回OKではありません。
でもこのやり取りの中に、
大事なものが詰まっていると思ったのです。


コミュ力は、交渉力

よく「コミュニケーション力が大事」と言います。

でもそれは、
単に“仲良く話せる”ことではありません。

自分の希望を、自分の言葉で伝える。
そして相手の立場も考えながら、
落としどころを探る。

これは立派な“交渉”です。

コロナ禍、スマホ中心の生活、
少子化で大人が先回りして用意してくれる環境。

いまの子どもたちは、
自分の希望が通らなかったときに
「どうしたら近づけるか?」を
考える機会が、少し減っている気がします。


「〇〇くんがしてもらってるから」ではなく

うちでは、
自分から発信した希望は、
どうしたら叶えられるかを一緒に考えます。

でも、

「〇〇くんがしてもらってたから、ぼくも」

このタイプは、
多くの場合で却下します。

そこに“自分の交渉”がないからです。


交渉して手に入れる経験

ゲームの時間。
スマホを買ってほしい。
習い事を増やしたい。

何でもいい。

ちゃんと考えて、
相手を納得させる言葉を探して、
交渉して、手に入れる。

この経験は、その子を確実に強くします。

先回りして与えるのは、簡単です。
でも、交渉に付き合うほうが、
はるかに価値がある。

きのうの「1時までやらせてください」は、
勉強以上に、大事な学びだったのかもしれません。

(とはいえ、基本は0時までです。笑)

 

 

 

かまたメガネ

 

 

 

 

 

 

 

 

今週末から、学年末テストの追い込み期間に入ります。

しかも今回はカレンダー的に3連休。
いつもより“1日長いテスト週末”です。

この1日は大きい。

ただ時間が増えるという意味ではありません。
「どう使うか」で、結果も手応えも変わります。

学年末テストは、いわば一年間の集大成。
単元テストや中間・期末と違い、
範囲も広く、「なんとなくやったつもり」が一番怖い。

・解き直しは本当にやり切れているか
・覚えた“つもり”で止まっていないか
・苦手を後回しにしていないか

やり残したことがないか、
一度立ち止まって確認する時間も、この3連休には含めてほしい。

点数はもちろん大事。
でもそれ以上に大事なのは、

「自分はここまでやった」と言える準備。

テストが終わったとき、
スッキリした顔で教室に入ってきてほしい。

最後のテスト週末。
やり切る3日間にしよう。

ぼくも、全力で伴走します。

 

 

 

かまたメガネ