よんちゃんがお腹の中で生きていた、妊娠後期。
視界がチカチカする「眼華閃発」が週に2、3回起きるようになっていた。
その後、妊娠37週で常位胎盤早期剥離を発症。
死産後、いろいろな原因を調べていくうち、眼華閃発は妊娠高血圧症候群と関連があると知り、
私もそうだったのではないか?
先生に対して、この症状があることを伝えていたら、結果は違っていたのではないか?
と、ずっと思っていた。
この件については、このブログの中でも何回か書かせてもらった。
そして今回。
やっぱり、妊娠後期になったら眼華閃発が起こるようになっていた。
ずっとずっと、不安だった。
入院中は、看護師さんにも視界がチカチカしていることを伝えた。
でも結局、高血圧になることは一度もなかった。
だから、妊娠高血圧症候群の診断もない。
そして、そのまま常位胎盤早期剥離を発症することもなく。
妊娠37週で、無事、出産した。
そしてこの眼華閃発は、産後も続いた。
なんなら、産後の方が酷かった。
数日連続で続いた日もあった。
やっぱり、私は、前回も今回も、妊娠高血圧症候群ではなかったのだと思う。
はっきりとした原因は分からないけど。
このチカチカは、寝不足とか、偏頭痛とか、その類のものだったんだろう。
同じ人間の妊娠。
妊娠期間中は、どちらも眼華閃発が起きた。
でも、結果は違った。
それが分かったのは、私の中で大きかった。
よんちゃんの死を受け入れるために必要な要素のひとつになったと思う。
死産後。
かかりつけの先生に言われてずっと覚えていることがある。
先生は私に、
「あの時、ああすれば良かったとか、こうすれば良かったとか、思う必要はないんだよ。」
「めち子さんは、やれるだけの事はやったんだから。」
と、おっしゃった。
やっぱり、常位胎盤早期剥離って、起きてしまったらどうしようもないんだろうな。
予防もできないし。
予測もできないし。
突然、発症するし。
スピードも早い。
なったら、最後。
お腹の中での生命は、儚い。
一番近くに居るのに。
身体の中に、生命を感じるのに。
自らの手で救い出すことは出来ない。
やっぱり、どうしようもなかったのだろうと思う。
今回の妊娠出産を通して、改めて思った。
でも、でも。
それでもやっぱり。
あまりにも悲しすぎるよ。
よんちゃん、どうして死んでしまったの。
私の胎盤、なんで、剥がれてしまったの。
こんなに悲しい出来事。
世の中から消えてしまえば良いのに。
これ以上、悲しむ人を増やさないで欲しい。
どうしようもないと、分かったとしても。
悲しみは消えない。
ただひとつ。
私は、早剥を経て再び妊娠し、無事に出産することが出来た。
何かしらの投薬をしたり、特別な検査も無かった。
医療的なサポートも一切なく。
通常の妊婦健診と何ら変わらない状態だったと思う。
やったことと言えば、常に安静にしていた程度。
それでも、無事に出産した。
だから、絶対に大丈夫だなんて、無責任なことは言えないけど。
また起きるとも限らないと、示すことはできたと思う。
その経験が、いつか、また。
そう願って頑張り続けている誰かの、小さな光になれたなら。
そう、思っています。