助産師さんとしばらくお話をした後、夕食の時間になりました。


転院の日は大晦日。


年越し蕎麦と、それに合わせたおかずが運ばれてきました。


助産師さんが「赤ちゃんはちょっと検査で預かるから、お蕎麦、のびないうちに食べててね。」と言い、赤ちゃんを連れ出してくれました。



美味しそうな年越し蕎麦。


総合病院も、大きな病院の割には頑張ってる感じだったし、転院の前にはお祝い膳も出て。

あるとは思ってなかったから嬉しかったし、ちゃんと美味しかったけど、やっぱり、個人病院はレベルが全然違って。


かかりつけの病院は、ホテルみないな豪華さは無いけど、和食中心で美味しい。


改めて、転院できて良かったなぁと、ひとりで噛み締めながらいただきました。


食後は、戻ってきた赤ちゃんとまたゆっくりと過ごし。

テレビをつけることもなく、赤ちゃんのリズムに合わせ、早めに消灯して一緒に床につきました。



薄明かりの病室で、ぼんやり目をつぶっていると、遠くから、太鼓の響く音が聞こえてきました。


あ、年が明けたのかなぁ…


なんて、思って。



2023年はいろいろとあったな。


ちょうど1年前。

なかなか妊娠しなくて、でも仕事はどんどん忙しくなっていた。


そこからがむしゃらに働いて、昇任異動して更にスキルアップして。

妊娠して、苦しい妊娠期間を過ごして、無事に赤ちゃんが生まれて。


そして今。

2024年を迎えた私は、ずっとお世話になっていたかかりつけ医に帰ってきて、赤ちゃんと一緒に眠っていてる。



よんちゃんが亡くなってから、ずっと苦しかった。

妊娠してからも、本当に苦しかった。


頑張って、本当に良かった。

赤ちゃんも、本当にありがとう。

よんちゃんも、見守っていてくれて、本当にありがとう。


どうか、この1年は明るいものになるといいな。



そう思い、また次の授乳タイムに備えて眠ったのでした。