妊娠34週の妊婦健診は、夜間受診の翌日でした。

なんだか気まずさも感じつつ病院へ。



受付を済ませ、待合室で診察を待っていると、助産師さんがやってきて、私が座っていた一人掛け用椅子の隣の席に座りました。

助産師さんの手には、入院前のチェック事項が沢山書いてある用紙がありました。



助産師さんは簡単な自己紹介の後、私に対して、


◯お産セット準備の進捗状況の確認

◯ネイルのチェック

◯入院中、子ども達は誰が見るのか

◯食事、間食の状況

◯アレルギーや副作用の経験有無

◯現在の体調

◯おっぱいマッサージの有無

◯母親学級参加の有無

◯個室、大部屋の希望確認


等の質問をしてきました。



私もそれぞれの質問に対し、答えていきました。



体調面については、前回、気になっていた、目がチカチカする現象である「眼華閃発」がたまに起きることを伝えました。



現在の体調変化としては、ここ最近、お産に向けて骨盤が緩んできたのか、股関節が外れそうな感覚に襲われるのでそれを伝えました。

この点については、妊娠する度にこの時期にある症状なので、いよいよだなぁと身を持って感じている所です。



おっぱいマッサージについては、今回はなるべくお腹の張りを抑えたかったので、乳頭に分泌物がついていた際はキレイに洗う程度にしていると伝えました。


その件について、助産師さんからも、積極的にマッサージは勧められませんでした。



そして、母親学級については、


◯かかりつけ医では開催していたが、私は既に一旦、転院している身であること

◯親子健康手帳受取時に「もう5人目だから母親学級も要らないですね」と言われ、なんとなく、予約枠が少ない市町村開催の母親学級は遠慮した方がいいのかなと考えていたこと


から、今回は諦めていたのですが、その日、総合病院産婦人科に行くと、翌週に母親学級を開催すると貼り紙がしてあったので、私は助産師さんに、


母親学級なんですが、これ、参加できますか?


と、確認しました。



すると助産師さんは「いいですよ」と、即答だったので、久しぶりの母親学級にも参加することになりました。

(よんちゃんの時はコロナ禍でどこも開催なし)



助産師さんとは、その後も質問事項に答える感じで話を続けていました。


次回、妊婦健診時にはビデオの視聴もすると説明を受けました。



話をしている途中で、診察室に担当医の先生がやってきました。(病棟かどこかに行ってらっしゃったのだと思います。)


すると、他のスタッフの方が、助産師さんに


先に診察をお願いします。


と言ってきたので、そこでお話は一旦ストップしました。






お話をしていた助産師さんが聞きそびれたであろう質問事項は、診察後、別の方(助産師さんか看護師さんかは不明)が聞きに来て、その日は終わりました。




ん?これ…もしかして助産師面接だったのかな?


かかりつけ医で出産する時の助産師面接は、毎回、別室に入って助産師さんとゆっくりお話をする時間がありました。

困り事がないかとか、いろいろと話せたし、おっぱいチェックなんかもありました。


今回、お話をした場所は他の患者さんもいる待合室の椅子だったし、他人の耳も意識して話す内容も考えちゃう。

もちろん、おっぱいチェックとかもないし…


助産師さん自体は良い方なんだと思います。

ハイリスクなお産も多いだろうから、キャリアもあると思う。


ただ、なんか、総合病院だからか、私のかかっている病院がたまたまそういうシステム?なだけかもしれないけど。


うーん、やっぱり、手厚さというか、妊婦さんへの寄り添いという面では、かかりつけ医の方がいいなぁ、なんて、感じたのでした。


まぁ、総合病院だしね。

より、医療とか処置に重きを置くのも分かるし。

私自身も、何よりも赤ちゃんの生命、健康が一番だから。



翌週はこちらの母親学級にも参加できることになったし。



妊婦健診は基本的に医師としか会話をしない。

なんだかんだ、ここの総合病院でのお産は今度で3度目になるけど、規模も大きいから助産師さんも多くて顔も名前も分からない。

だから、助産師さんそれぞれとの関係は希薄というか、まぁ体制上仕方ないけど。


良いお産をするためにも、スタッフの方と関わる機会を作ったり、いろいろと自分に出来ることは進めていきたいなと思いました。




それにしても、ちょっと思ったのは…


普通の出産と違って、私の場合は死産後の妊娠だから。

なんか、その辺のメンタルサポート的なの?あったりするのかなぁなんて思ってたけど、別に無いんですね。


ない事に対して、私自身はどうとも思わないけど…


あったらいいだろうなぁとは思う。



ここ最近は、死産も経験したからか、グリーフケアとか、よく耳にするようになった気がしたから、進んでるのかと思ってたけど。


実際はそうでもない。



死産後も思ったけど。


あんな経験したら、誰だって心が苦しくなる。


母子共に健康に生まれた方、赤ちゃんとのお別れを経験したことのない方と同じ接し方、サポートじゃ不充分だと思う。



求めすぎ?

精神的に弱い?


絶対に違う。

経験してないから分からないんだよ。

どんだけ、苦しくて悲しいことか。

そんな状況の中で、どんだけ耐えながら生きているか。


たくさんのサポートが欲しいと言っているわけではない。

ちょっとした配慮でも全然違うのに。



そんな時でも、辛い身体に鞭打って、自分から行動してSOSを出さないと、精神的なサポートって受けることもできなくて。


でも、実際のところ、自分から行動を起こすのって、身心共にめちゃくちゃハードだと思うんですよね。


エジンバラ産後うつ病自己評価票とか、産後健診で定型的に入っているけど。


やっぱり、ある程度は取り繕いますよ。

「しっかりしなきゃ」って、思うから。


これから先、もっといろんなサポートや制度が手厚くなって、お母さん側が頑張らなくても、当たり前のように流産、死産後や、その後の妊娠となった方のサポートが増えたらいいだろうなぁとは思いました。



私は、周産期に関わる仕事はしていないから、この点についてサポートする側に回ることはできないけれど。

今回は、私自身が死産を経験したから、このテーマでブログを書かせていただいているけれど。


世の中には、たくさんの種類の、悲しみや苦しみを抱えながら生きている人が本当はたくさんいて。

だから私は、公私共に関わる方に対しては、その方の立場に経って、表の顔だけじゃなく、裏の顔もしっかりと想像して、配慮したり、接するとこが出来るようになれたらいいなぁって、思っています。



そんな気づきをくれたのも、よんちゃんなんだよね。




すごく、すごく、貴重な気づきだと思う。




あなたはすごい子だよ。