悩みつつも病院に行くことが決まりました。


近くに住む夫の姉に連絡をし、就寝中の子ども達の事をお願いすることにしました。


私は、もしもに備え、概ね用意していた入院グッズを仕上げます。




程なくして姉が来たので出発。



夫と、「夜のこれは嫌だね…」と、話します。



車内でぼんやりと、


このまま出産なったら嫌だな…


と、思いましたが、あまり深く考えると辛いので、考えるのを止めました。



お腹はその時も痛かったけど、赤ちゃんの胎動も感じていたのでちょっと安心はしていました。




総合病院の夜間受付に到着しました。



病院は昼間の明るさや賑やかさとは異なり、室内はほんのり明るく、座席はガラガラで静まり返っていました。


受付に名前と症状を伝えると、既に話が来ていたようで、車椅子を押した看護師さんがやってきました。



看護師さんが、車椅子に座るように言います。


私は、普通に歩けるのになんだか大げさで申し訳ないなと思いつつ、そこに腰掛けました。



私が看護師さんに、


車椅子なんですね。


と言うと、看護師さんは、


産婦人科に来られた患者さんは皆さん、こうやっているんです。


と、答えました。



夫は中には入れないと言われ、そこでお別れ。

私は、看護師さんの介助を受けつつ、そのまま別フロアにある診察室へ向かいました。





移動中、看護師さんから、


お腹の痛みは大丈夫ですか?

どれくらい続いてます?


と、聞かれました。



私は、


痛みは、もうそろそろ1時間くらい続いています。

前回、早剥で赤ちゃんが亡くなっているので…

不安で、すみません。


と言いました。



それを受けて看護師さんも、


それは心配ですよね。

見てもらった方がいいと思います。


と言ってくださり、ホッとしました。




診察室の入口に到着しました。




看護師さんが、診察室に向かって


到着しました。

よろしくお願いします。


と、言いました。




はぁ、なんだか先生に申し訳ないな。

もちろん、痛みは不安なんだけど。



電話の感じがどうしても引っかかってしまって。




なんとも心苦しい夜間受診になりました。